GOP Takes A Majority In The Senate, First Time Since 2007.
中間選挙にて、共和党が米上院で51議席を獲得。2007年以来で初めて過半数を獲得しました。ノースカロライナ州のトム・ティルズ候補(米下院から上院へ乗り換え)の勝利が、運命の瞬間を決定づけています。これで上下院そろって、共和党が多数派に躍り出たかたちです。やはり、「6年目の呪い」は存在するんですね。
民主党の議席数は、無党派2議席を含みます。
過半数を取ったとはいえ、医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃に追い込むため米大統領の拒否権を無効とさせる67議席に届かない公算。しかしながら、1)医療機器向け消費税の廃止、2)法人税引き下げ、3)キーストーンXLパイプライン建設問題をめぐる進展、4)アジア太平洋地域と協定を通じた貿易拡大——に期待が掛かります。
それだけでは、ありません。2012年の大統領選挙でロムニー候補の当選を織り込んで急伸していた例を踏まえれば。米株が一段の上昇を達成する可能性も濃厚。共和党だけでなく、米株の急回復に乗り遅れた投資家にとっても朗報となるか注目されます。
(カバー写真:CNBC)
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