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今年のXマス、アメリカ人のストレスはぐっと軽減

by • December 24, 2014 • Latest News, NY TipsComments Off2688

Christmas Joy Without Stress : Americans Feel At Ease.

いよいよクリスマス・イブを迎えております。あいにくニューヨークは雨模様。家族の元へ移動する温かな気持ちに水を差している状態です。せっかくなら、粉雪が舞ってほしかった・・・。

1日中、暗雲から降り注がれる雨とは対照的に、アメリカ人がクリスマスに感じるストレスはぐっと軽減されていました。CNN/ORCが実施した世論調査では、クリスマスに向け何かしなければならないと切羽詰まっている方々はわずか30%。2005年の86%から、劇的な急低下を遂げています。2005年といえば、好景気に湧いた年。クリスマス・ギフトもふんぱつし、あちこち駆け巡っていたのでしょうか?

いえいえ、最大の理由はクリスマス・ツリーにありました。アメリカ人が一家の威信を賭けて飾り付けに取り組むクリスマス・ツリー、今年はあえて「人工」モノで手を打つ家族が多かったんです。その割合、過半数の51%に達しました。ITバブルが形成し始めた1996年当時の39%から、急上昇していたのです。

本物は、手入れが大変なんですよね・・。
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(出所:Christmas123)

もうひとつ、クリスマス・カードがストレス・フリーの要因として挙げられます。「カードを送る予定」と回答したアメリカ人は58%にとどまり、フェイスブックが ” ニュースフィード ” 機能を追加した2006年の74%から急低下しております。ソーシャルメディアの台頭が、直筆で送るカードに取って代わられた感は拭えません。クリスマス・カードが当日までに届かないリスクも、意識された公算もあるのでしょうが。余談ですが、日本から送られた高校時代の親友からの年賀状、届いたのは7月だったりしたものです。

アメリカ人の95%が「お祝いする」と回答した、クリスマスの意義とは?「家族のための祝日」との回答は47%で、「宗教意義」の46%を若干上回っています。かつては「宗教意義」を重んじる傾向が強かった点を踏まえると、保守派の後退や移民流入の影響が影響してそうです。

では、お楽しみのクリスマス・ギフトを開けるのはいつなんでしょうか?やっぱりサンタさんが訪れた翌朝、「クリスマスの日」が58%と過半数を超えてました。もっとラッキーな20%のアメリカ人は「イブと両日」といいますから、羨ましい限りですね。

クリスマス、アメリカ人にとって日本のお正月にあたる年の瀬の大イベント。家族をはじめパートナ—、友人、仕事仲間など普段支えてくれる人々に日頃の「ありがとう」を伝える日でもあります。筆者もここで、サイトを訪れてくれる皆さまに心から感謝の気持ちを込めて・・Merry Christmas!

なお世論調査は1011人を対象に、電話野聞き取り調査で12月18−21日に実施されました。

(カバー写真:Cool Wallpaper)

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