Apple ‘App Store’ Sales Rose 50% In 2014, The Strength Is Continuing Into 2015.
アップルの“App Store”売上高が前年比50%増の100億ドル超を計上し、過去最高を達成した。2013年が約100億ドルだったため、約150億ドルと試算される。2015年も、アプリ購入プラットフォームの勢いは止まらない。2015年元旦の売上高は、過去最高を樹立。おかげで1月第1週のアプリ売上高は約5億ドルとこれまでの最高を記録し、幸先の良いスタートを切っている。
アップルのシニア・ヴァイス・プレジデントのエディ・キュー氏は「“App Store”にとって記録破りの2014年を経て、2015年も素晴らしい幕開けを遂げた」との見解を表明した。 “App Store”は売上1ドルにつき30セントの手数料を徴収するため、アップルの売上高は少なくとも45億ドルと試算される。同社の通年売上高が1830億ドルを踏まえると寄与度は比較的小さいものの、伸び率をみると成長期待は大きい。
アプリの売上高がうなぎのぼりであるように、2008年に立ち上げた”App Store”でのデベロッパー向け支払い額は累計で250億ドルを突破した。2013年の100億ドルから、一段の増加を遂げている。アプリ開発は雇用裾野を広げており、アップルはiOSエコシステムは2014年までの雇用創出が6万人に及んだことも明らかにした。なおアプストアは現在、iPhoneをはじめiPad、iPodタッチ向けに24カテゴリーで140万件のアプリを提供している。
アプリの市場データ調査会社アプアニーによると、アプリ購入プラットフォームでのダウンロード数は2014年7−9月にグーグル提供の“グーグル・プレイ”が“App Store”を約60%上回っていた。ただし売上高になると逆転し、“App Store”が“グーグル・プレイ”を約60%上回ったという。比較的、高額なiPhoneを購入できる消費者層はアプリに費やす余裕もあるということだろう。
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(出所:The Telegraph)
“App Store”は、ドル高による売上減少への配慮も忘れていない。約9年ぶりの水準へ下落するユーロを受け欧州連合(EU)加盟国、そのほかノルウェーやカナダで値上げを発表した。為替要因と付加価値税(VAT)への調整と説明している。もちろん、通貨ルーブルが最安値を記録したためロシアも変更の対象になると明らかにした。
(カバー写真:TechCrunch)
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