Deal Or No Deal? One Million Dollars Child Expenses For A Billionaire.
痴話喧嘩は犬も食わぬといいますが、イリノイ州長者番付1位の男性とその妻の離婚となればメディアが食いつかないはずはありません。
ヘッジファンド大手シタデルの創業者で最高経営責任者(CEO)であるケン・グリフィン氏が妻に離婚を申し渡したところ、泥沼裁判に突入しております。離婚裁判書類によると、妻のアン・ディアス・グリフィン氏は10歳未満の子供3人の養育費として、月に100万ドル=1億1800万円の支払いを請求しました。
夫側は不服を申し立てており、養育費のうち「30万ドルはプライベート・ジェット代、16万ドルはバケーション用物件のレンタル費用、6万ドルは彼女が経営する投資会社のオフィスやスタッフへの費用」と切り捨てています。妻と言えば声明で「イリノイ州一の金持ちから家族への、嘘で塗り固めた嫌がらせです。家族に罰を与え、イリノイ州が定めた明確な責任を放棄しようとしているのです」と口撃の手を緩めません。イリノイ州きってのパワー・カップルが真っ向から、ぶつかり合っております。
1億円と言えば、東京でも新築一戸建てを購入できるお値段ですよね?住宅価格がうなぎのぼりのニューヨークでも、これくらいの物件がお買い上げできます。庶民にとって夢のマイホームを購入できる値段が月ベースの養育費に消えていくなんて、考えられませんよね?
ミート・パッキングから徒歩10分、1LDKの物件で102.5万ドル也。
(出所:Douglas Elliman)
ケン・グリフィン氏といえば、ウォールストリートでその名を知らない者はいないとされる著名人。46歳の若さにして、資産総額は53億ドル(約6250億円!)でございます。これだけの資産総額なら、月100万ドルの養育費を払えないはずはないというのが妻のいい分でしょうか。
しかしグリフィン氏、これほどの資産をもってしても50州別では25位というから驚きを禁じ得ません。50州別長者番付トップのランキング、もちろん1位はフォーブス誌の2014年版・世界長者番付1位のビル・ゲイツ氏で815億ドルでした。この方の場合、1日に100万ドル使い続けても数百年かかるといいますから、もう桁違いというより完全に住む世界や次元まで違います。
(カバー写真:New York Post)
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