Mortgage Applications Plummet Due To Cold Weather And Higher Rates.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)の住宅ローン申請件数指数は2月13日週に前週比13.2%低下し435.6となった。前週の9.0%に続き、2週連続でマイナス。1月16日週まで3週連続で2桁の上昇幅を遂げた後は、失速をたどる。借換も16.0%低下の2012.8となり、2週連続で落ち込んだ。新規も7.1%低下し162.7と、5週連続で沈んだ。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.93%と、前週の3.84%から上昇。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の3.79%から上振れを続けたため、需要を押し下げたとみられる。15年固定金利型(平均)も 3.24%と、 前週の3.15%を上回った。FHAのローン金利も3.73%となり、前週の3.72%を小幅ながら超えている。
申請全体に占める借換の割合は65.7%と、前週の69.1%から低下した。 金利上昇に合わせ、2013年5 月以来の高水準となった1月16日週の 73.9%割れを維持した。
MBAのマイク・フラタントーニ主席エコノミストは、「借換の手数料と合わせ金利上昇が需要を冷やした」と指摘。ローン規模が大きい借換ほど手数料がかさむことから、特にダメージが大きかったと説明していた。
住宅ローン金利、全米(黄緑)はテーパー・タントラムを経て直近は上昇気味。
——金利上昇のほか、大寒波もローン申請件数指数を押し下げたことでしょう。借換ばかり注目されますが、新規の落ち込みこそ深刻です。住宅ローン申請件数指数の前年比は13.9%の上昇、借換も22.4%の上昇を示すにも関わらず、新規はたったの0.7%に過ぎません。米1月住宅着工件数が予想以下だったように天候と金利上昇のほか、賃金の伸び悩みやリストラ懸念も住宅市場の需要を後退させつつあるようです。
(カバー写真:Michael Dwyer/AP)
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