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MBA住宅ローン申請件数指数、FOMCを経て約2ヵ月ぶり高水準

by • March 25, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1986

Mortgage Applications Soar To The Highest Level Since January After FOMC.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は3月20日週に前週比9.5%上昇し437.1となった。3週ぶりに上昇に反転。1月16日週まで3週連続で2桁の上昇幅を遂げた後に突入した低下トレンドを一服させただけでなく、 約2ヵ月ぶりの高水準を示した。借換が12.3%上昇の1932.5となり、3週ぶりに反発。新規も4.9%上昇の178.7とプラスに転じた。新規の前年比は6日週に続き上昇をたどり、前週の0.7%から2.7%へ戻した。

米連邦住宅局(FHA)を通じた住宅ローン申請件数指数は、前週比2.0%上昇した。7週ぶりに反発している。借換が3.5%と押し下上ており、6週ぶりにプラスに転じた。新規も0.6%の上昇と、3週ぶりに上昇に反転している。保険料引き下げを背景に急伸した1月を経て、以降に突入した低下トレンドから脱した。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.90%と、 前週の3.99%から低下。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは7週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)は3.22%と、 前週の3.28%を下回った。FHAのローン金利も3.71%となり、前週の3.74%以下に収まった。それぞれ、少なくとも過去1ヵ月間で最低を示す。

申請全体に占める借換の割合は60.5%と、2014年10月以来の水準へ落ち込んだ前週の58.9%から上昇した。もっとも、2013年5 月以来の高水準となった1月16日週の 73.9%割れを維持している。

——住宅ローン申請件数動向は、ハト派寄りの米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて金利が低下したため需要が喚起されました。潜在購入者が、金利の上下にどれだけ敏感かが伺えます。書き入れ時に金利が順調に低下すれば住宅ローン申請件数指数を押し上げそうですが、過剰な期待は禁物。リアルターのジョナサン・スモーク主席エコノミストいわく「多くの買い手にとって、頭金の支払いが困難」とあって、急伸トレンドに突入する気配はありません。

(カバー写真:Bank Of America)

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