Dow Turns Negative For The Year Again.
ダウ平均は3日ぶりに反落。立ち会いから前日に大幅高を達成した反動で売りが被さり、100ドル以上の下げ幅を示した。50日移動平均線が走る17850ドル付近へ下押ししてから、米3月消費者信頼感指数がリバウンドしたため17950ドル手前まで下げ幅を縮小するも、買い戻し余力は限定的。今年の米連邦公開市場委員会（FOMC）投票メンバーであるリッチモンド連銀のラッカー総裁が6月利上げに前向きな見解を表明したことも、意識した。17900ドルを上下した後、引け際に下げ幅を拡大し50日移動平均線も抜け、一時203.29ドル安の17773.02ドルまで本日安値を更新。年初来リターンを再びマイナスへ反転させた。
ダウ平均、なかなか年初来リターンでプラスを確保できず。
（出所：Stockcharts）
S&P500とナスダックも3日ぶりに反落。月足では、そろって下落に転じた。四半期ベースではダウ平均のみ4期ぶりに反落し、S&P500とナスダックは9四半期連続で陽線引けした。
——米3月雇用統計、米1−3月期決算シーズンを控え上昇局面では足を引っ張られてしまいました。グッドフライデーに予定する米3月雇用統計を前にロングを仕込みづらく、新期入りはリスク・オフの色彩が強まる気配が漂います。逆に買い戻し局面は、業績改善への期待がかかる米銀の決算発表時期がメド。JPモルガン、ウェルズ・ファーゴの決算発表は、4月14日。15日にはバンク・オブ・アメリカ、16日にはシティグループをはじめゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーと大手銀が出そろうため、注意が必要です。
（カバー写真：Dan Nguyen/Flickr）
Comments
Previous post:
米3月消費者信頼感指数は好調も、住宅購入見通しは直近で最低 Next Post:
AIIBに米国は参加見送り、対中政策カードを温存
米3月消費者信頼感指数は好調も、住宅購入見通しは直近で最低 Next Post:
AIIBに米国は参加見送り、対中政策カードを温存
about the author: Sawako
