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MBA住宅ローン申請件数指数は2週連続で低下、金利上昇を嫌気

by • May 6, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1721

Mortgage Application Drops As Rates Jump.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、5月1日週に前週比4.6%低下した。前週の2.3%に続き下振れしている。借換が8.3%低下し、指数自体は1月以来の低水準。過去5週間で4回目のマイナスに落ち込み全体を押し下げた。一方で新規は0.8%上昇し、前月の横ばいから上向き指数自体は2013年6月以来の高水準。テーパー・タントラムを迎えたと当時と同じく、金利上昇局面で上昇を遂げた。前年比は12%上昇し、9週連続でプラス圏を保つ。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.93%と、 前週の3.85%から上昇。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは、13週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)も3.14%と、 前週の3.11%を上回った。FHAのローン金利も3.70%となり、前週の3.66%を超えている。

金利上昇でも、新規が上向いたのは立派。

rates
(出所:Zillow)

申請全体に占める借換の割合は53%と、前週の55%から低下。金利上昇を背景に借換が後退したため、少なくとも2014年9月以来の低水準を示した。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%割れを保つ。

——利上げ後の世界を踏まえ、新規購入の割合が上昇している点は心強い。米4月消費者信頼感指数の購入見通しと整合的な結果となっています。逆に言えば非管理職を中心に賃金の伸びが低迷している事情もあり、住宅購入に支出を振り向ければ他の消費余地が狭まるリスクも。今回、新規購入向けローン申請規模平均が29万7400ドルと統計開始以来で最大となっていることも気掛かりです。

(カバー写真:Pat Sullivan/AP)

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