NYC Jukebox Map Tells Which Artist New Yorkers Love Most.
ニューヨーク市内を飲み歩けば、地域ごとのカラーが見え隠れして飽きないですよね。スーツ姿の男性が立ち寄るミッドタウンのパブ、学生で溢れるイースト・ビレッジ、ヒップスターが群れるウィリアムズバーグ・・・それぞれ、顧客層にマッチしたお店が並びます。
バーやレストランに欠かせない音楽も、場所柄とともに来店する人々の嗜好を表すというもの。eジュークボックス機器メーカーのタッチチューンズのデータをウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が紹介したところ、ニューヨーカーに人気のアーティストが明らかになりました。
ブロンクスはさすがヒスパニック系が多いだけに、ロメオ・サントスやアンソニー・サントスなどラテン系シンガーの名前が目立ちます。黒人の街とされるハーレムでは白人やアジア系の住民が増加中とはいえ、往年の名歌手マービン・ゲイや歌姫ビヨンセが大人気。土地柄が色濃く現れていますね。
アッパー・イーストおよびジョン・レノンが住んだダコタハウスが建つアーパー・ウェストサイド、ミッドタウン・イーストになると、ローリング・ストーンズの名前で埋め尽くされます。ミッドタウン・ウェストでは、イギリス人歌手サラ・ブライトマンが大健闘。ヘルズキッチンは、カントリー歌手キャリー・アンダーウッドが制しました。マンハッタンで唯一、カントリー歌手が勢力を振るう地域になっています。
チェルシーやウェストビレッジは、Jay-Zやビヨンセが強い。トライベッカ、ソーホー、イーストビレッジ周辺、トライベッカ、ロウアー・イーストサイドになると、老いも若きもローリング・ストーンズがお好みのようですね。ファイナンシャル・ディストリクトで、ようやくポップの王様マイケル・ジャクソンの名前が見受けられました。ブルックリンでは、ローリング・ストーンズとロミオ・サントスが人気を二分しています。
(出所:WSJ)
意外なことにビートルズはクイーンズのアストリア地区で、U2はミッドタウン・イーストで一度登場するのみ。女性のポップ・シンガーではビヨンセが頑張った程度で、マドンナやレディ・ガガ、リアーナ、ケイティ・ペリーなどは1位に登場しませんでした。ニューヨーカーは、基本的にローリング・ストーンズのようなロックの神髄を極めたバンドが大好きなようです。
WSJ紙では地域別ベスト10アーティスト、楽曲がなどがご覧になれます。ご関心のある方はぜひこちらでご確認下さい。
(カバー写真:Frog Design)
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