Mortgage Applications Rise 3 Weeks In A Row Thanks To Low Rates.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、7月31日週に前週比4.7%上昇し397.2となった。3週連続で上昇している。新規が3.3%上昇の204.1と、前週の0.1%の低下から完全に相殺。前年比では23.2%の上昇となり、22週連続でプラス圏を保つ。借換も5.9%上昇の1488.8となり、2週連続で上昇。前年比では8.1%上昇した。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.13%と、前週の4.17%から低下した。2014年12月以来の高水準をつけた6月26日週の4.26%から若干低下した水準を保つ。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは、24週連続で上振れした。15年固定金利型(平均)も3.36%と、 前週の3.39%から低下。FHAのローン金利は4.08%となり、前週の4.12%を下回った。
30年物住宅ローン金利、一時期の上振れを小休止。
申請全体に占める借換の割合は51.3%と、前週の50.6%から低下。2009年6月以来の低水準となった7月3日週の48.0%から、切り返した水準を保つ。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%からは、大きく遠ざかったままだ。一方で全体に占める金利変動型の割合は6.8%と前週の6.6%を超えたとはいえ、少なくとも2014年12月以来の高水準だった7月10日週の7.4%から低下した。
MBAのリサーチ・エコノミクスのヴァイス・プレジデントであるリン・フィッシャーエコノミストは、結果を受け「経済鈍化への懸念がくすぶるなかでも金利低下に反応し、特に借り換えで約3ヵ月ぶりの高水準を遂げた」と評価した。
——MBA住宅ローン申請件数指数は、金利低下に潜在的買い手が反応する図式を確認しました。住宅市場のカギは、金利にあり。アトランタ連銀のロックハート総裁が4日に「9月利上げは妥当」と述べ市場に衝撃を与えた翌日、9月利上げ確率50%発言で知られるパウエルFRB理事が「9月利上げは確定ではない」と切り返したのも、こうした要因があるのでしょうか。
(カバー写真:mobil’homme/Flickr)
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