Mortgage Applications Rise 5 Weeks In A Row, Buoyed By Low Rates.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、8月14日週に前週比3.6%上昇し411.7となった。5週連続で上昇している。借換が7.2%上昇の1646.0と押し上げ、4週連続で上昇。約3ヵ月ぶりの高水準を示す。前年比では21.2%上向き、前週の16.1%から加速した。逆に新規は1.1%低下の195.3と、2週連続で低下。前年比では19.4%と前週の20.1%から上げ幅を縮めつつ、24週連続でプラス圏を保つ。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.11%と、前週の4.13%から低下。2014年12月以来の高水準をつけた6月26日週の4.26%以下の水準を保つ。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは、26週連続で上振れした。15年固定金利型(平均)も3.37%と、 前週の3.39%から低下。FHAのローン金利は4.03%となり、前週の4.08%を下回った。
30年物住宅ローン金利は比較的、安定した推移。
申請全体に占める借換の割合は55.5%と、前週の53.1%から上昇。2009年6月以来の低水準となった7月3日週の48.0%から、切り返した水準を保つ。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%からは、大きく遠ざかったままだ。一方で全体に占める金利変動型の割合は前週まで2週連続で6.8%を経て、今回は6.9%。少なくとも2014年12月以来の高水準だった7月10日週の7.4%から低下した水準を維持している。
MBAのリサーチ・エコノミクスのヴァイス・プレジデントであるリン・フィッシャー氏は、結果を受け「借換が全体を押し上げた」と評価した。また「米連邦住宅局(FHA)から退役軍人向けローンまで、幅広く行き渡っている」と説く。
——MBA住宅ローン申請件数指数は、金利が落ち着いて推移するなか引き続き借換が支え上昇トレンドを維持しました。ただ懸念されたように中国の人民元切り下げでデフレ圧力に直面し米金利も低下の兆しをみせるなど世界景気減速の懸念がくすぶるためか、新規の住宅ローン需要はさえません。米7月住宅着工件数は絶好調ながら先行きに不透明なサインを点灯させたように、住宅ローン申請でも不穏な影が差しています。
(カバー写真:Christopher Robin Baker/Flickr)
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