4406321701_25f085082e_b

マークイット速報値、製造業とサービス業でまちまち

by • November 29, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off2267

Markit PMI Shows Divergence Between Manufacturing And Service Activity.

米11月マークイット製造業PMI・速報値は52.6となり、市場予想の54.0を下回った。前月の54.1にも届かず。2013年10月以来の低水準へ振れた。内訳をみると、出荷が54.6と前月の55.6から低下したほか、新規受注も53.1と前月の55.6より弱い。新規輸出受注は49.5と、約3年ぶりの分岐点割れに至った。雇用も51.9と、2014年6月以来の水準へ下向いた。

11月は、約2年ぶりの低水準に。
markit
(出所:Markit)

米11月マークイット・サービス業PMI・速報値は56.5となり、市場予想の55.1を上回った。9ヵ月ぶりの低水準を示した前月の54.8も超え、4月以来の高水準。内訳をみると前月に4ヵ月ぶりの落ち込みをみせた新規受注が改善したほか、同じく雇用も前月に8ヵ月ぶりの低水準しながら、上向いた。総合PMIは56.1と、前月の55.0を上回った。

発表元であるマークイットのクリス・ウィリアムソン主席エコノミストは、結果を受け「サービス業PMIは前期比年率ベースの国内総生産(GDP)で2.3%増の水準となり、10月の1.8%増を上回った」と指摘。米10−12月期GDPをめぐり、「2%を小幅に上回る水準」を見込む。ただ雇用は、米11月雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)に換算した場合に製造業の弱さもあり「前月の20万人超えのペースから18万人増程度へ鈍化した」とまとめた。

(カバー写真:Laura Henderson/Flickr)

Comments

comments

Pin It

Related Posts

Comments are closed.