MBA Mortgage Loan Applications Drop Amid Snow Storm.
全米抵当貸付銀行協会(MBA)住宅ローン申請件数指数は、1月29日週に前週比2.6%低下し460.6だった。キング牧師の祝日明けの週は、4週ぶりに低下。特に新規が7.0%低下の221.1と大きく反落。借換のみ0.3%上昇の1827.6と小幅ながら4週連続でプラスを示したが、力及ばずに終わった。前年比(季節調整前)は全体で17.7%低下し、前週の15.1%から下げ幅を拡大した。新規は16.6%の上昇と前週の22.5%から伸びを縮め、借換も31.5%低下し、前週の31.5%から下げ幅を広げた。
MBA住宅ローン申請件数指数、直近は乱高下著しく。
(作成:My Big Apple NY)
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.97%と、前週の4.02%から低下した。ただ、2013年5月以来の低水準を示した2015年1月30日週の 3.79%からは、上回ったままだ。15年固定金利型(平均)は前週の3.28%から3.22%へ低下し、直近で最低に。FHAのローン金利も3.80%と、前週の3.83%を下回った。
申請全体に占める借換の割合は59.2%と、前週の59.0%から低下した。とはいえ、2009年6月以来の低水準となった2015年7月3日週の48.0%から切り返した水準を維持している。2013年5月以来の高水準となった今年の1月16日週の73.9%からは、大きく遠ざかったままだ。
——金利は遂に4%の大台を割り込んだ借換こそかろうじてプラス圏を確保したものの、1月第4週の週末に北東部を中心に豪雪に見舞われた影響を一部反映したのか、新規を中心に下押ししていました。米10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想より弱く、米12月中古住宅成約件数指数が低下したように景気減速を反映しつつあるのか。一方でFedの政策で据え置き期待が広がっており金利も低下をたどるため、借換がサポートする余地が残ります。
(カバー写真:Marco van der Meer/Flickr)
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