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NY市、米大統領選直前から厳戒体制

by • November 8, 2016 • Latest News, NY TipsComments Off3156

Presidential Election, How To Prepare.

いよいよ、NY入りしました。

ちなみに以前に申し上げた通り、グリーンカードにつき2年の仮期間から10年へ更新申請中です。ただし日本に移ったため、追加書類送付に関する通知を受け取っていませんでした。従ってNYの主人の実家から送ってもらった写真で入国管理を通過しようとしたら・・・質問攻めに遭いましたよ(涙)。9月にNYへ戻ったばかりだというのに、危うく別室に連れて行かれそうになりました。9月に別室にまわされたため覚悟はできていましたし入国できる自信はありましたが、アポがあったのでヒヤヒヤしましたよ・・。こんなところでトランプ効果を発揮しなくて結構です!

無事、入国管理を通過しJFKを出てすぐ乗ったタクシーで直撃インタビュー!インド人タクシーの運転手(在米歴29年)いわく、以下の実態が浮き彫りになりました。

1)6日はNYCマラソンが開催されていたため、渋滞は常軌を逸していた
2)しかも55丁目から72丁目まで、Broadway、7ave~8aveでストリートが閉鎖されていた
3)トランプの住まいはコロンバス・サークル(映画Tower Heistで話題になったTrump International Hotel and Towerと推察)なので、周辺警備が強化された可能性があ
4)クリントンはNY滞在中に11丁目の西側であるとの噂

ちなみにタクシー運転手の方はヒラリーに投票するそうです。奥様に言われたという理由であるほか、「トランプはTVで見るには痛快だけど、大統領にはちょっと」らしいです。

写真はタイムズ・スクエアの様子です。
timesquare
(出所:My Big Apple NY)

夕方は生放送に合わせレポーターがこの後で壇上に上がっていましたが、夜にはヘルメットと防弾チョッキを着用したSWATのような部隊が周辺を厳重に警備していました。ストリートにはNY市警が目立ち、物々しいほどの厳戒体制です。

6日のNYCマラソンもあって4日時点でテロ警戒が引き上げられていたようですね。

ホテルに帰ってつけたフォックス・ニュースでは、クリントン候補によるペンシルベニア州フィラデルフィアでの演説で放った「I will be the president for all Americans」との言葉がヘッドラインを飾っていました。

7日に行った集会ではペンシルベニア州フィラデルフィアでオバマ夫婦とジョン・ボン・ジョヴィ、ブルース・スプリングスティーンが登場し、少なくとも3.3万人が参加したといいます。ノースカロライナ州ではジョン・ボン・ジョヴィにレディ・ガガまで演壇に上がりパフォーマンスを披露。先週末のビヨンセ・Jay-Z夫婦に次いでスターが駆け付け、花を添えました。

ミシガン州で演説したトランプ候補はこうしたスター花盛りのライバルに対し「ボン・ジョヴィもレディ・ガガも必要ない。必要なのは力強いあなた方の支持だ」と言い放ち大喝采を浴びていました。よっ千両役者!なんて声を掛けてくなりますね。

ホテルに到着してTVをつけフォックスにチャンネルを合わせると、現状の米国政治や米メディア(主にCNN)に対しcollapse、bad、terrible、colludeという言葉をふんだんに使い、トランプ候補が現状を打破する起爆剤になるというメッセージを伝えていました。さすが共和党寄りですね。

午後10時のニュース番組(ある意味報道ステーション的な存在)では長男、長女、次女が生出演したものです。それぞれFeeling great、amazingと口をそろえつつ、ドナルド長男は今日ミシガンからニューハンプシャーに移動し、明日はミシガンに戻る予定だと明かしていました。またドナルド長男は、今回の選挙が「インサイダーVSアウトサイダー」であり、インサイダーによる政治を変えなければと発言していたのが印象的です。

皆様お馴染みなのは、一番左のイヴァンカでしょう。

trump
(出所:My Big Apple NY/Fox)

長女イヴァンカはトランプ候補自身が1日6州に顔を出したことを挙げenergeticだと褒め、支持者を失望させないと強調しています。ちなみに、次女のティファニーが前に出てくるのは珍しいです。司会者に質問を振られると、必ずイヴァンカが割って入るところでその事情が垣間見れました。

さて、8日のNY時間午前0時45分段階の支持率クリントン候補が47.2%、トランプ候補が44.2%で前者が3ポイントのリードを示しています。ちなみに2012年当時は再選を狙うオバマ米大統領とロムニー候補の支持率は選挙直前で48.8%VS48.1%と前者が僅差でリードしていましたが、結果は選挙人で332VS206、51.1%VS47.2%でした。今年は果たして、世論調査の結果を正確に反映するのでしょうか?

最後に、米大統領選の結果が判明する時間をおさらいしていきましょう。過去2回はオバマ米大統領の大勝で、日本ではちょうど午後1時過ぎになります。お昼頃はランチを楽しみながら、ニュースのヘッドラインにも注目して下さいね。

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(出所:My Big Apple NY/Fox)

(カバー写真:Tyler Merbler/Flickr)

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