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米7月ミシガン大信頼感・確報値、大統領選後の上昇を打ち消し

by • July 31, 2017 • Finance, Latest NewsComments Off287

Michigan Consumer Confidence Erases Gains After The Presidential Election.

米7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は93.4と、市場予想の93.2を上回った。速報値の93.1を超えたものの、前月の95.1以下と米大統領選後の上昇を打ち消し2016年10月以来の低水準。米株高が続く一方、医療保険制度改革(オバマケア)撤廃・代替案移行で難航を極め税制改革への期待も後退しセンチメントは1月の98.5で頭打ちを迎えつつある。内訳をみると、現況指数が113.4と速報値の113.3から上方修正され2005年7月以来の水準へ上昇。ただし見通し指数は80.5と速報値の80.2から引き上げられたとはいえ、ヘッドラインと同じく米大統領選後の上昇を相殺した。

原油先物が50ドル割れを維持するものの、1年先インフレ見通しは3ヵ月連続で2.6%となる。5~10年先インフレ見通しは2.6%と、前月の2.5%から上方修正され6ヵ月ぶりの高水準となった。

ミシガン大学の主席エコノミスト、リチャード・カーティン氏は、今回の結果を受け「足元6ヵ月間で、共和党と民主党におけるセンチメントの乖離は縮小している」と指摘した。今回、見通し指数の差は45で共和党が108.7に対し民主党は63.7だったところ「共和党の楽観度が後退しつつある」という。2017年の個人消費見通しは、今回示さず。前月は「2.3%」で維持、1月時点の2.7%増を下回るものの、底堅い水準を見込んでいた。

ミシガン大学消費者信頼感、現況指数が引き続き牽引。

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(作成:My Big Apple NY)

・1年先の家計見通し指数 122=速報値は122、前月は132
向上する 34>速報値は33、前月は42
変わらず 51<速報値は53、前月は46
悪化する 12>速報値は11、前月は10

・所得と物価の伸び率に対する1−2年先の家計指数は84=速報値は84、前月は87
所得の伸びが物価を上回る 22=速報値は22、前月は23
所得の伸び率と物価が同じ 38=速報値は38、前月は40
所得の伸びが物価を下回る 38=速報値は38、前月は36

・所得が1年先に拡大するとの回答
今回 52.6%、直近で最高>速報値は49.8%、前月は50.9%

・1年先のビジネス見通し指数 102、直近で最低<速報値は101と直近で最低、前月は105
向上する 28、直近で最低=速報値は28、前月は32
変わらず 45>速報値は44、前月は39
悪化する 26<速報値は27、前月は27

・米国は向こう1年先も良好な状況を継続する 111<速報値は112、前月は110と直近で最低
良好 48=速報値は48、前月は48
不透明 3<速報値は4、前月は3
困難 37>速報値は36、前月は38

・1年先の失業率見通し指数 97>速報値は93と直近で最低、前月は103(低下を見込む場合に上昇)
低下する 24>速報値は23と直近で最低、前月は29
変わらず 48>速報値は47、前月は44
上昇する 27<速報値は30と直近で最高、前月は26

・1年先の金利見通し指数 30>速報値は27と直近で最低、前月は31(金利低下を見込む場合指数は上昇)
低下する 4、直近で最低=速報値は4、前月は6
変わらず 21、直近で最高>速報値は18、前月は18
上昇する 74<速報値は77、前月は75

・1年先のガソリン価格 10、直近で最低=速報値は10、前月は12(値上がりを見込む場合に指数は上昇)
下落する 7=速報値は7、前月は12
変わらず 51<速報値は52、前月は45
上昇する 41、直近で最低=速報値は41、前月は49

・政府が失業率とインフレの両面で十分対応できる 82、直近で最低、=速報値は82、前月は84(値上がりを見込む場合に指数は上昇)
十分対応できる 20>速報値は19と直近で最低、前月は19
普通 40=速報値は40、前月は43
まずい対応にとどまる 38、直近で最高>速報値は37、前月は35

・主要機器 163=速報値は163、前月は161と直近で最低
買い時 78>速報値は77、前月は76と直近で最低
分からない 7<速報値は9、前月は9
買い時ではない 15>速報値は14と直近で最低、前月は15

・自動車購入指数 137>速報値は135、前月は141
買い時 65、直近で最低=速報値は65、前月は73と直近で最高
分からない 7=速報値は7、前月は7
買い時ではない 28<速報値は29、前月は26と直近で最低

・住宅購入指数 146<速報値は147、前月は143
買い時 71<速報値は72、前月は70と直近で最低
分からない 4>速報値は3、前月は3
買い時ではない 25=速報値は25、前月は27

――米7月ミシガン大学消費者信頼感指数のポイントは、以下の通りです。

1)所得が1年先に拡大するとの回答、失業率見通しが速報値から上昇
2)1年先の家計見通し指数、所得と物価の伸び率に対する1−2年先の家計指数、政府が失業率とインフレの両面で十分対応できるとの回答は速報値から横ばい
3)1年先のビジネス見通し指数、米国は向こう1年先も良好な状況を継続するとの回答は速報値から低下
4)1年先の金利見通し指数は上昇を見込む半面、1年先のガソリン価格は横ばいを予想、インフレ見通しは1年先が前月から横ばい、5~10年先は前月から上方修正
5)購入見通しは自動車が速報値から上昇、主要機器が横ばい、住宅が低下

見通し指数が弱かったように、「1年先のビジネス見通し」が「米国は向こう1年先も良好な状況を継続する」が低下しました。「1年先の家計見通し指数」や「所得と物価の伸び率に対する1−2年先の家計指数」が上昇したとはいえ、全体を支えきれず。購入見通しは自動車こそ上昇したものの、その他はまちまちでセンチメントはユーフォリア状態から覚めつつあります。

(カバー写真:Kat Northern Lights Man/Flickr)

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