toyota

米7月新車販売台数、前年割れのペース継続も日系メーカーが強いワケ

by • August 2, 2017 • Latest News, NY TipsComments Off2145

July Auto Sales Fall, While Japanese Brands Beat Estimates.

ワーズオートが発表した米7月新車販売台数は年率1,699万台となり、市場予想の1,680万台を上回った。2015年2月以来の低水準だった前月の1,659万台(1,641万台から上方修正)から、小幅回復にとどまる。

newauto
(作成:My Big Apple NY)

オートデータが発表した米7月新車販売台数は、前年同月比7.0%減の141万5,139台となり7ヵ月連続で前年割れとなる。営業日数は前月と異なり、前年同月比で1日減少していた。年率では1,677万台と前月の1,670万台を上回りつつ、少なくとも過去1年間で最低近くとなった。前年同月の1,783万台にも遠く及ばず。なお上半期では前年同期比2.1%減の845万2,543台で、前年割れは8年ぶりとなる。

ゼネラル・モーターズは6月末に販売台数見通しを従来の1,700万台後半から1,700万台前半へ下方修正し、フォードも5月半ばに少なくともホワイトカラー職1,400人の雇用削減を発表するなか、売上は芳しくない。引き続き中古価格の下落と残債が担保価格を上回るアンダーウォーターの状況、金融機関の融資引き締め姿勢が新車販売台数に影響を与えている。さらに利鞘が少ないレンタカー市場向けの販売を縮小、販売台数より自動車メーカーは利益率の改善に努めた証左を確認した。

これまで自動車メーカーの販売奨励金(インセンティブ)で販売テコ入れを支えに好調だったスポーツ多目的車(SUV)やトラックの販売は、米系メーカーを中心に減速の兆しを見せる。原油先物が50ドル割れで推移する段階で7月に一時2.260ドルと5ヵ月ぶりの低水準へ下落したガソリン価格が、原油価格の戻りに合わせ2.312ドルへ回復したことが一因になった可能性がある。セダンや小型車は、引き続き軟調だった。

ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比1.7%上昇の3万4,721ドル(約382万円)だった。6月の1.5%を超えたが、6月までのトレンドだった2%台の上昇から伸びを狭めている。前月比では0.3%下落し、7ヵ月連続でマイナスをたどった。メーカー別の平均価格を前月比でみると6月に続きスバル、そのほかGMを除き全て下落。フォルクスワーゲンが最大の下げを見せ1.0%下落していた。前年比ではトヨタとGMがそれぞれ2.3%、2.4%下落した程度で、その他はフィアット・クライスラーの3.5%を筆頭に全て上昇した。

kbb
(出所:KBB)

自動車メーカー別では、米系大手3社のうち全て減少しただけでなく市場予想以下に終わった。市場シェアトップは2ヵ月連続でGMとなり、フォードは2位の座にとどまる、日系3社はトヨタのみ増加したが、軒並み市場予想を上回った。日米のメーカーで明暗が分かれるなか日本車の場合はSUVでの増加が顕著で、燃費の良さが意識された可能性がある。もう一つの要因としては、中古車市場での評価の高さが挙げられよう。足元で中古車市場の供給過剰を背景に価格が下落するものの、コンシューマー・レポートの2017年版モデル別ランキングでは日本車がトップを独占している。米系自動車メーカーのお家芸とも言えるピックアップ・トラックでも、日本車が首位を飾った。

<中古車市場、モデル別トップ>

小型車→カローラ(トヨタ)
中型・大型車セダン→アコード(ホンダ)
高級車→レクサスES(トヨタ)
スポーツカー→MX-5 Miata(マツダ)
ワゴン→ベンザ(トヨタ)

小型SUV→CRV(ホンダ)
大型SUV→ハイランダー(トヨタ)
ピックアップ・トラック→リッジライン(ホンダ)

以下、米国をはじめメーカー別動向。

【GM】

GMは前年同月比15.4%減の22万6,107台と、市場予想の8%減より悪化した。2ヵ月連続で減少している。小売販売台数は14.4%減の20万220台と、こちらも2ヵ月連続で減少。4大ブランド別をみると、前月は1ブランドで増加していたが今回は全て減少している。小売販売台数も、前月は1ブランド増加していたものの今回は全て前年割れに終わった。

2017年の販売台数をめぐっては前年割れを予想した。なお6月は、アナリストとの会合で販売台数を従来の1,700万台後半から1,700万台前半へ引き下げた。3~5月は明確な数字を示さず。2月は3年連続で過去最高を更新するか過去最高近くに到達するとし、1月は過去最高を更新すると予想していた。

GMの販売部門バイス・プレジデントのカート・マクニール氏は、新車販売台数を報告した声明で「インセンティブの拡大を抑え、かつレンタル市場で安価に販売するより、生産調整を選んだ」と振り返る。その上で「新製品の価値や、小売と卸売の販売の質を維持すべく努力している」とし、一部の車種で販売価格が単月で過去最高を記録したのはその証左だと指摘した。7月単月の詳細は、以下の通り。

・GMC 7.3%減の4万7,412台、4ヵ月連続で減少
→SUVの「アカディア」が30.3%増の9,722台と7ヵ月連続で大幅増となり、単月で過去最高を更新。「サバンナ」も188.6%増の2,095台と伸び率こそ急増したものの、台数は限定的で他ブランドに引っ張られた。主力のSUV「シエラ」が11.0%減の1万9,963台と少なくとも2ヵ月連続で減少したほか、「テレイン」も39.0%減の5,721台、「ユコン」も6.6%減の4,370台と軒並み落ち込んだ。小売販売台数は9.3%減の4万3,349台と5ヵ月連続で減少した。

・シボレー 15.3%減の15万1,502台、5ヵ月連続で減少
→主力のSUV「シルバラード」が15.1%減の4万5,966台と前月から減少に転じ過去5ヵ月で4回目のマイナスだったほか、「タホー」も30.8%減の8,626台と減少に転じた。「サバーバン」も32.9%減の3,392台と弱い。小型車も減少トレンドを維持し「マリブ」が10.8%減の1万549台、「クルーズ」も10.5%減の1万2,278台と2ヵ月連続で減少した。一方で「エキノックス」が7.5%増の2万3,524台と前月に続き増加し、「コロラド」も21.9%増の1万1,206台と健闘している。小売販売台数は14.1%減13万2,533台と2ヵ月連続で減少した。

・キャデラック 21.7%減の1万1,227台、2ヵ月連続で減少
→SUVの「エスカレード」が2.6%増の1,748台、新型「XT5」が11.2%増の5,504台と2ヵ月連続で増加した。もっとも、「CTS」の40.1%減などその他が弱く全体で減少した。小売販売台数は22.0%減の1万527台と2ヵ月連続で減少した。

・ビュイック 30.5%増の1万1,227台、5ヵ月連続で増加
→主力のSUV「アンコール」が6.3%減の6,448台と8ヵ月ぶりに減少したほか、「エンクレーブ」も42.0%減の4,206台と前月に続き前年割れに終わった。新型「エンビジョン」は97.9%増の2,812台と前月の3桁増から鈍化したとはいえ大幅増を記録したが、他の落ち込みを相殺するには至らず。小売販売台数は22.0%増の1万527台と、5ヵ月連続で増加した。

【フォード】

フォードは前年同月比7.5%減の20万212台となり、市場予想の5.5%減より下げ幅を狭めつつ前月から減少に転じた。小売販売台数は±0%の15万2,396台となる。レンタルや自動車ディーラー向けは26.4%減の4万720台だった。

6月の2大ブランド別では、フォードが2ヵ月連続で減少したほか、リンカーンも3ヵ月ぶりに前年割れを迎えた。なお同社は2016年1月、日本とインド市場から撤退を決定した。また、株価下落や業績を受けてマーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)が5月に更迭され、スマート・モビリティ部門責任者のジム・ハケット氏を次期CEOに指名。併せて、全世界で1,400人の人員削減を行うと報じられた。7月単月の詳細は、以下の通り。

・フォード 7.7%減の19万1,337台、2ヵ月連続で減少
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」が5.5%増の6万9,467台と、3ヵ月連続で単月ベースでの2004以来の最高記録を更新した。SUVでは「エクスプローラー」が12.9%増の1万8,763台と3ヵ月連続で増加。「エッジ」も6.1%増の1万1,156台と貢献。「エスケープ」は5.5%増の2万7,716台と3ヵ月ぶりに増加している。小型車で減少トレンドを維持した「フォーカス」は18.1%増の1万6,505台と、14ヵ月連続ぶりに増加した。しかし小型車「フュージョン」が42.2%減の1万3,886台と12ヵ月連続で減少、その他「フィエスタ」が12.5%減の3,582台など弱かった。

・リンカーン 2.5%増8,875台、3ヵ月連続で増加
→主力の「MKZ」が19.2%減の2,399台と3ヵ月連続で減少したほか、SUVの「MKC」も0.4%減の2,129台、「MKX」も8.8%減の2,422台と落ち込んだ。

【フィアット・クライスラー】

フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比10%減の16万1,477台となり、市場予想の6.1%減より悪化した。2016年9月に増加トレンドを79ヵ月で止めた後、10ヵ月連続で前年比マイナスとなる。5大ブランド別での増加はゼロで、1ブランドのみ横ばいだった。前月は1ブランドで増加していた。詳細は、以下の通り。

・ラム ±0%の4万4,090台、14ヵ月ぶりに減少
→主力の「ラム」が±0%の3 万9,708台と増加トレンドを10ヵ月で止め、単月で過去最高更新記録に歯止めを掛けた。「プロマスター・バン」も1%減の3,035台と3ヵ月ブリに減少。「プロマスター・シティ」のみ13%増の1,347台だった。

・ドッジ 12%減の3万1,264台、2ヵ月連続で減少
→主力の「キャラバン」が25%減の7,503台と前月から減少に転じたほか、「チャレンジャー」も5%増の5,333台と3ヵ月ぶりに減少。逆に「ジャーニー」は7%増の6,800台、「デュランゴ」も4%増の5,314台と増加に転じた。

・ジープ 12%減の6万9,351台、11ヵ月連続で減少
→「チェロキー」が23%減の1万1,818台と減少トレンドを維持したほか、「ペイトリオット」も70%減の3,425台と9ヵ月連続で減少した。「ラングラー」は横ばいの1万8,698台と減少を経て横ばい。一方で「グランド・チェロキー」は14%増の1万9,024台と8ヵ月連続で増加しただけでなく、2005年で最高を更新した。

・クライスラー 30%減の1万3,303台、16ヵ月連続で減少
→新型「パシフィカ」が5%増の8,288台と増加を維持し「300」も31%増の3,090台だったが、「200」が65%減の1,899台と押し下げた。販売終了を迎える「タウン・アンド・カウンティ」は99%減の26台となっている。

・フィアット 18%減の2,244台、19ヵ月連続で減少
→「500」が6%減の1,026台と4ヵ月連続で減少したほか、「500X」や「500L」など引き続き2桁減で全体の重石となった。新型「スパイダー」は480台にとどまり、全体を牽引するほどの馬力をみせていない。

自動車メーカー別、米国市場シェアはGMが2ヵ月連続で首位となり16%だったが、前月3位だったトヨタも16%でトップに並んだ。3位は5月に首位に立ったフォードで、6月の2位から転落。4位はフィアット・クライスラーが入り、5位はホンダで11%、前月にホンダと並んだ日産は6位で9%だった。

USA_Brand_marketshare
(出所:Good Car Bad Car)

【トヨタ】

トヨタは3.6%増の22万2,057台と、市場予想の3.8%減に反し増加した。3ヵ月連続で増加している。ブランド別ではトヨタが4ヵ月連続で増加しただけでなく、レクサスは9ヵ月ぶりに増加に転じた。7月の詳細は、以下の通り。

・トヨタ 3.6%増の19万3,155台、4ヵ月連続で増加
→SUVやトラックが回復、販売・生産を打ち切ったSUV「RAV4」が31.1%増の4万1,804台と9ヵ月連続で増加し単月で最高を更新した。「ハイランダー」も25%増の1万9,017台と、11ヵ月連続で増加し単月で去最高の記録を塗り替えている。さらに「4ランナー」まで2.9%増の9,874台と、他メーカーと比較してSUVの力強さが目立つ。セダンは引き続き足を引っ張り、「カローラ」は15%減の2万8,333台と8ヵ月連続で減少、「カムリ」も0.9%減の3万3,827台と14ヵ月連続で減少した。

・レクサス 3.6%増の2万8,902台、9ヵ月ぶりに増加
→乗用車部門が引き続き弱く11.5%減の1万1,416台と8ヵ月連続で落ち込み、生産中の6車種中5車種で減少していた。SUVやトラックは17.4%増の1万7,486台と3ヵ月連続で増加、4車種中全て増加。後者が牽引し、レクサスの販売台数は単月で過去2番目の高水準を記録している。

【ホンダ】

ホンダは前年同月比1.2%減の15万980台となり、市場予想の3.6%減ほど下げ幅を広げなかった。ただし、3ヵ月ぶりに減少。2大ブランド別では、ホンダが1.7%減の13万6,803台と2ヵ月連続で減少。「CR-V」が11.8%減の3万1,761台と、2ヵ月連続で減少している。逆に「シビック」は11.3%増の3万6,683台と減少トレンドを5ヵ月で止めた。アキュラは3.7%増の1万4,177台と、2ヵ月連続で増加した。SUVの「RDX」が28.2%増の5,539台と支えたほか、「MDX」の3.6%減の4,727台を補った。

【日産】

日産は3.2%減の12万8,295台となり、市場予想の3.3%減より下げ幅を縮めた。2大ブランドでは日産が3ヵ月ぶりに減少した半面、インフィニティは1~6月に続き増加した。7月の詳細は、以下の通り。

・日産 4.1%減の11万7,455台、3ヵ月ぶりに減少
→SUVで主力の「ローグ」が2.6%減の3万2,425台となり、遂にスターウォーズ効が剥落したようだ。「パスファインダー」も8.4%増の5,066台となっている。ただ「ムラノ」が0.7%増の6,314台と増加に転じた。乗用車では主力の「アルティマ」が8.0%減の2万8,042台と8ヵ月連続で減少したほか、「セントラ」が10.6%減の2万2,314台と3ヵ月連続で弱い。

・インフィニティ 9.0%増の1万840台、9ヵ月連続で増加
→セダンの、「Q60」、SUVの「QX70」が大幅増を示した。

その他の海外メーカーは、以下の通り。

・フォルクスワーゲン(VW) 5.8%減の2万7,091台、9ヵ月ぶりに減少
→排ガス不正が発覚した2015年9月に続き同年11月にはガソリン車にも火種が及んだ影響からか以降は11ヵ月連続で減少しつつ、2016年11月から8ヵ月連続で増加した後で減少。アウディは2.5%増の1万8,824台と増加トレンドをたどる。グループ全体では2.6%減の4万6,148台と9ヵ月連続で増加した。

・テスラ(推計値)は5.2%減の3,130台、増加トレンドにブレーキ
・ヒュンダイは27.9%減の5万4,063台、2ヵ月連続で減少
・キアは5.9%減の5万6,403台と7ヵ月連続で減少

自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブは前年同月比4.7%上昇の3,565ドル。前月の3,550ドルを上回ったが、伸び率は9.7%から鈍化した。2桁増トレンドが途切れ、新車販売台数のインセンティブが低下し販売台数が減速しつつあるようだ。前年比での伸び率はもともとインセンティブが非常に低かったスバルが51.3%の上昇と群を抜く一方で、もともとインセンティブが高いヒュンダイが26.4%と引き続き高い上昇率を記録している。

alg1
(出所:ALG/Press release)

1台当たりのインセンティブの割合は、以下の通り。最大はキアで15.4%となり、次いで日産が14.8%、ヒュンダイが14.4%となる。米系3社も軒並み10%台と、高水準を維持。対してスバルは3.7%と最低で、トヨタとホンダはそれぞれ8%台にとどまる。

alg
(出所:ALG/Press release)

こうしてみると、日系メーカーが強い理由として少なくとも①中古車市場での人気が高い②インセンティブ依存度が低い③NYやワシントンD.C.でタクシー並びに乗り合いタクシーの運転手に人気が高いように燃費が良い——など3つの利点が挙げられるように見受けられます。

高級車部門別ランキングは、以下の通り(%は全て前年比)。6月に続き、7月もトップ3に異変が生じている。王者の座を奪ったのはレクサスで、2位にメルセデス・ベンツがランクイン。3位はBMWがアウディから取り戻した格好だ。年初来でのトップ3はこれまでと変わらずメルセデス・ベンツが1位、BMWが2位、レクサスが3位となる。

1位 レクサス 3.6%増の2万8,902台
→6月の2位から遂に首位を奪回。5月までは5ヵ月連続で3位だった。年初来では9.4%減の16万2,662台で3位。2016年は3.9%減の33万1,228台で2位に終わった。2015年は10.7%増の34万4601台で3位。2011年まで11年間連続で首位を飾ったが、東日本大震災後に順位を落とし2014年、2013年、2012年に続き3位にとどまる。

2位 メルセデス・ベンツ 9.2%減の2万8,667台
→6月まで6ヵ月連続で1位だったが、今回2位に甘んじた。年初来では1.8%減の18万7,869台と首位。2016年は前年比0.4%増の37万4,541台で、2015年に続きトップの座に堅持した。なお2013年は1位だったが、2014年ではBMWに1位を明け渡していた。

3位 BMW 14.8%減の2万1,965台
→6月は屈辱の4位だったが、今回はトップ3に返り咲いた。5月までは5ヵ月連続での2位だった。年初来で4.6%減の17万1,051台と 2位をキープ。2016年は9.5%減の31万3,174台で3位、2015年は1.8%増の34万6023台で首位の座を宿敵メルセデス・ベンツに明け渡していた。2014年では1位、2013年は2位だった。

4位 アウディ(VW) 2.5%増の1万8,824台
→5月まで4ヵ月連続で5位を経て、6月の3位から今回は4位に転落した。年初来では5.6%増の12万1,795台と5位。2016年は4.0%増の21万213台、2015年は11.1%増の20万2202台で共に5位だった。

5位 ビュイック(GM)30.5%増の1万5,966台
→6月まで6ヵ月連続で4位を経て、今回は5位に転落。年初来では0.7%減の12万6,282台で辛うじて4位を維持。2016年は2.9%増の22万9,631台、2015年も2.6%減の22万3055台で共に4位だった。

6位 アキュラ 3.7%増の1万4,177台
→4ヵ月連続で6位、年初来では5.0%減の8万8,058台で前月浮上した7位を維持している。2016年は8.9%減の16万1,360台で7位、2015年は5.6%増の17万7165台で6位に収まっていた。

7位 キャデラック 21.7%減の1万1,227台
→4ヵ月連続で7位。年初来では4.9%減の8万3,300台とアキュラに抜かれたまま8位となっている。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。

8位 インフィニティ 9.0%増の1万840台
→4ヵ月連続で8位。年初来では20.1%増の8万9,983台で6位。2016年は3.6%増の13万8,293台で8位だったが、順位を上げて2017年のスタートを切った。2015年は13.8%増の13万3498台で8位となる。

新車販売台数:モデル別ランキング(%は前年同月比)で、今回はトヨタの「カローラ」とGMの「エキノックス」が圏外に落ち込み、代わりにホンダの「CR−V」とフォードの「エスケープ」がトップ10に復活した。

1位 Fシリーズ(フォード)5.8%増の6万9,467台、前月も1位
2位 シルバラード(GM)15.1%減の4万5,966台 前月も2位
3位 Rav4(トヨタ)31.1%増の4万1,804台、前月は5位
4位 ラム(フィアット・クライスラー)0.3%減の3万9,708台 前月は3位
5位 シビック(ホンダ)11.3%増の3万6,683台、前月は6位

6位 カムリ(トヨタ)0.9%減の3万3,827台 前月は8位
7位 ローグ(日産)2.6%減の3万2,425台 前月は4位
8位 CR-V(ホンダ)11.8%減の3万1,761台 前月は圏外
9位 アコード(ホンダ)3.3%減の3万903台 前月は7位
10位 エスケープ(フォード)5.5%増の2万7,16台 前月は圏外

(カバー写真:Lexus

Comments

comments

Pin It

Related Posts

Comments are closed.