Healing Boston, Interfaith Service Held On 18th.
ボストン・マラソン爆発事件から3日後の18日、聖十字教会(Cathedral Of The Holy Cross)にて異教徒間礼拝が厳かに催されました。ここは、暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領(当時)の鎮魂式を1964年1月に行った、由緒正しい教会です。マサチューセッツ州のパトリック知事、ボストン市のメニーノ市長はもちろん、オバマ米大統領も駆けつけ亡くなった3名に哀悼の意を捧げるともに、負傷者176名への1日も早い回復を祈りました。だからこそ、「追悼式典」では言葉足らずなんです。他に2012年大統領選の共和党候補で元マサチューセッツ州知事のミット・ロムニー氏も、参列したといいます。
オバマ米大統領は、ボストン・マラソンの公式カラーであるプルシャン・ブルーに合わせた藍色のネクタイを締めて登場。2000人に及ぶ列席者および全米のランナー達に「I have no doubt you will run again, You will run again」と2度繰り返し、卑劣な攻撃に屈しないよう呼びかけました。
ボストン氏のメニーノ市長も、「どんな災難や困難も、ボストン市と市民の心にある再起への力は不屈」と、復興への決意を新たにしております。
人の命の前に宗教は関係なし、という意味で「interfaith=異教徒間」の文字。
日を同じくして、ボストン・マラソンを組織するボストン・アスレティック・アソシエーション(BAA)のスポンサーであるアディダスは、チャリティTシャツの発売を開始しました。
「ボストン・マラソン2013」のテーマ・カラーの青と黄色がまぶしい。
1枚のお値段は、26.20ドル(2570円)。収益の100%が、マサチューセッツ州のパトリック知事とボストン市のメニーノ市長が立ち上げた復興支援団体「ザ・ワン・ファンド(The One Fund)」に寄付されるそうです。
人間、生きていれば忘れられない日が増えていくもの。家族に加えかけがえのないパートナー、無二の友人の誕生日、記念日など笑顔に包まれる日だけでなく、天変地異、災害、事件、事故など悲痛極まりない日として記憶に刻まれていきます。忘れられない日が増えれば増えるほど、喜怒哀楽を乗り越え前へ進む足はたくましくなっていくはず。私も5月12日の「ジャパン・ラン」、5月18日の「ブルックリン・ハーフ」を目標に、セントラル・パークでの土曜恒例トレーニングを続けますよ!
フェイスブックに投稿したレース参加者ローラさん写真もコメントも、印象的です。
【追記】
FBIは奇しくも式典があった18日の株式市場引け後、2人の容疑者の写真を公表しました。
男性の一人はリュックサックを背負っております。この中に爆発を引き起こした圧力鍋が入っていたかと思うと、いたたまれません。2人ともまだ、20代前半と思しき若者のように見えます。彼らがもし本当に実行犯であるなら、私達は犯行の根源となる憎悪を断つ尽力しなければいけません。
Comments
【追記】美しきは罪深き哉・・・サウジでは少なくともそうみたいです Next Post:
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