Facebook And Microsoft Revealed “The Number”, What About Google?
フェイスブックとマイクロソフトは14日、米政府との交渉を経て情報開示要請回数を発表しました。
フェイスブックが情報開示を求められた企業のなかで初めて発表したところ、2012年12月末までの6ヵ月間で要請回数は9000回-1万回。情報開示の対象は1万8000人から1万9000人で、世界全体の利用者数が11億人であることを踏まえると、ほんのわずかのように見えます。
ザッカーバーグCEO率いるフェイスブック、情報開示の先陣を切りました。
問い合わせ内容は主に警察の事情聴取だったとされていますが、肝心の個人情報収集問題「プリズム」に関わる情報開示件数は米司法省との取り決めで明確にされていないんです。マイクロソフトも警察、司法、安全保障を含む米当局から6000回-7000回の情報開示の要請を受け、3万1000人-3万2000人の利用者が対象になったと発表。もちろん、どれだけが安全保障・テロ行為防止目的で1978年に成立した「外国諜報活動偵察法(FISA)」に関わる要請だったかは、不明です。
反対にグーグルは、発表を見合わせています。情報を開示したくないからではありません。インターネット個人情報監視システム「プリズム」などを通じた問い合わせと、警察あるいは司法当局などとの問い合わせの線引きが不可で、個別に発表できないからです。また問い合わせ回数も「1000件」単位が基本であり、細かい数字を出せないんですよ。フェイスブックやマイクロソフトと一線を画すグーグルの選択が情報開示にさらなる透明性を与えるか、注目されます。
米政府が公開した資料を元にエンガジェットが伝えたところ、米安全保障局(NSA)が2012年にアクセスした電話番号の件数は300件以下だったとか。 偵察行為により、世界20カ国以上に及ぶテロ事件を未然に防いだと説明しているんですって。件数ベースでは少なく聞こえますが、どこまでの解釈で300件以下となったかは不明。暗闇に光を当てたときに、逆にどれだけ闇が深いかを思い知らされる例に似てる気がするのは、私だけでしょうか。
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