MLB All Star Game Will Come Back To NYC With High Ticket Prices.
メジャーリーグ・オールスターゲームが、2008年以来5年ぶりにNYに還ってきます~。前回は、旧ヤンキースタジアム取り壊し前で有終の美を飾る試合でした。今回は私が通勤で使用する7番線はメッツ・ウィレッツ・ポイント駅(Mets-Willets Point)にそびえる、NYメッツの本拠地シティ・フィールド・スタジアム!7月16日の午後8時からプレイボールです☆住民としては、混雑に巻き込まれないか不安・・・。
ビッグアップルが舞台なだけに、リンゴちゃんが街中に並びます。
出場選手を決定するファン投票は、4月24日から独立記念日にあたる7月4日までの期間にて、オンラインおよび各球場で実施されました。今年のトップは、アメリカン・リーグはボルティモア・オリオールズに属するクリス・デービス一塁手(27歳、出場回数1回、テキサス州出身)。開幕から4戦連続で満塁弾を連発し、合計16打点の新記録を打ち放ったアノ人です。日本の皆様の間では当時テキサス・レンジャーズにいたデービス選手とボルティモア・オリオールズ所属の上原浩治投手とトレードされたことでご記憶の方もいらっしゃるかと。
2位はナショナル・リーグのセントルイス・カーディナルズに在籍するヤディアー・モリーナ捕手(30歳、出場5回、プエルトリコ出身)でした。ベンジー、ホセと名捕手を輩出したモリーナ3兄弟でも末っ子ながら最高の才能を誇り、盗塁阻止率は45%とメジャーリーグのなかでも群を抜いております。今年開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、プエルトリコを銀メダルに導いた立役者ですね、日本代表を応援していた皆様にとってはカリブ海の刺客として、ご記憶されていらっしゃることでしょう。ヒザの炎症が心配されておりますが、ぜひ出場していただきたい!
日本人選手としてはノーヒット・ノーランを惜しくも逃したテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手、シアトル・マリナーズの岩隈久志投手が出場しますね。ボストン・レッドソックスの上原投手も11日に締め切られる最終投票に残っており、結果に期待したいしましょ。
気になるチケットはといいますと・・。
今年は5月から、5年ぶりの高値になると報じられてました。TiqIQでの平均価格は、驚愕の1052.33ドル(10万1528円)です!2012年にミズーリ州カンザスシティにあるカンザスシティ・ロイヤルズの本拠地、カウフマン・スタジアムで開催された平均価格576.96ドル(5万8273円)を86%も上回ってほぼ倍ですよ。
こちらによると、開催地がNYだという事情も含め今回の価格がいかにバカ高いかが一目瞭然です。景気回復の芽吹きにあてられ、家賃からオールスター・ゲームまで跳ね上がるというNYの縮図が、浮かび上がりますね。反対に賃金は前年比2%も上昇していないというのに・・。以下、過去4年間の平均価格です。
2010年 エンジェルス・スタジアム(LAエンジェルス、カリフォルニア州)→ 594.23ドル(6万17円)
2011年 チェイス・フィールド(アリゾナ・フェニックス、アリゾナ州)→ 294.33ドル(2万7243円)
2012年 カウフマン・スタジアム(カンザスシティ・ロイヤルズ、ミズーリ州)→ 576.96ドル(5万8273円)
2013年 シティ・フィールド(NYメッツ、NY州)→ 1,052.53ドル(10万1528円)
肝心のチケットは、どうやって買えるのでしょう?実は・・メッツの2013年のシーズン・チケットか、最低でも15試合観戦チケットを購入しないと、オールスターの切符を手に入れられない仕組みになっています。ヤンキースが巨人だとすればメッツは一時期の日本ハムなだけあって(失礼!)シティ・フィールドの観客動員がヤンキースタジアムを大幅に下回るとはいえ、悪どい・・・。
お値段は5002ドル(5万5202円)から817ドル(8万2517円)也、何気に外国語のトップは日本語。
もちろん、そんな仕組みを無視したいあなたにはチケット会社が手を差し伸べてくれますよ。たとえば、チケット・リクィデーターのサイトを覗くと、212ドル(2万1412円)からお買い上げできます。ただし立ち見席ですが・・・。外野席でもいいから席を確保したいあなたなら、278 ドル(2万8078万円)お支払いいただければ、メジャーリーグ最高峰の選手たちの技を堪能できますよ!双眼鏡が必要になりますけどね。
立見席はどこか不明。格安の外野席278ドルは、530番の赤い枠で囲った場所です。左上の赤丸は一番高い席。
もちろん最高級プレミア席でゆったりシャンパンを傾けながら味わいたいあなたには、リッチな座席をご用意してますよ~。黄色い枠で囲んだ「エンパイア・スイーツ」なら、エアコンの効いた快適空間でシャンパンを傾けながら観戦が可能。お値段は、2万9640ドルでございます。ホームベースからのパノラマを目の前に臨場感と躍動感にひたるなら、1601ドル(16万1701円)から始まる赤い枠で囲んだ「17-19」の18がおススメ。気になるお値段は、4563ドル也(46万863円)です。
黄色い枠がエンパイア・スイーツ、赤丸が「17-19」の席になります。
ぜひともチケットをゲットしたいあなたは、チケットリクィデーターのほかVividseatsやGoticketsでも購入できるので、挑戦してみて下さい~。
Comments
移民法改正案は、日本的賃金デフレへのさらなる一歩か? Next Post:
MLBオールスター戦前、おぼえておきたい背番号「42」の歴史