Return Of The Bear? January Finished In Negative Territory.
ようやく、ジェットコースターのごとき急降下を演じた後半戦を経て1月が終わりました。
1月を月足で振り返ってみるとダウ平均は5.3%安、S&P500は3.6%安、NASDAQは1.7%安とそろって陰線引けしましたよね。2013年1月の6.04%とは、たった1年前なのに隔世の感を禁じ得ません。S&P500のマイナス引けは、2009年1月以来で初めてとなりました。
ここで思い出されるのが、S&P500のアノマリー。1月の月足が、その年のリターンを決めるというお話です。
過去35年でみると、その年のパフォーマンスは過去25回にわたり1月の月足動向にならったといいます。的中率は71%と長期平均をわずかに下回りますが、正確性は非常に高い。ダウ平均にいたっては83%に上り、NASDAQだと73%です。
1月の月足と年足、3指数のチャートは添付写真をご参照下さい。
(出所 : CNBC)
市場のボラティリティが高まったときに注目されるアノ指数まで1月の月足と年足の相関性が高い点も、注目です。
恐怖指数とのニックネームをもつVIX指数は、1月に26%の上昇を示しました。1986年に同指数が産声を上げてから月足で15%もの急伸を演じた回数は、たった3回。そのうち2回は、年間のリターンが5%以上も下落していたんです。小幅ながら陽線を確保した年は、1987年。そう、同年10月19日にブラックフライデーが直撃しダウ平均が504ドル安、22.6%も暴落したあの年ですよ。
2014年は、大発会とともに2013年のユーフォリアと打って変わってベア派復活を予感させるスタートを切ってしまいました。
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