The Richest 1% Average Tax Payment for 2013 is…
4月15日は、アメリカにて確定申告の期限日です。すでに税金支払いをねらった換金売りが終わったのか、14日の米株相場は3日ぶりに反発して引けました。
今回の確定申告は、特に富裕者総にとって税金の重荷を実感した年になったことでしょう。2012年末に「財政の崖」を経て富裕者層の所得税は2012年の35%から39.6%への引き上げが決定した上に、キャピタルゲイン課税率などブッシュ減税終了に絡み実質増税が相次ぎましたからね。
では、気になる米国でもっともリッチな「1%」の平均納税額はといいますと・・。
CNBCが税政策センターの数字を元に報じたところ、2012年の36万ドル(3540万円)から45.9%増の52万5231ドル(5350万円)也!平均所得は、160万ドル(1億5700万円)でございました。アメリカ全体の所得で上位「0.1%」の平均納税額になると桁が変わり2013年は平均で260万ドル(2億5540万円)と、衝撃的です。2012年の230万ドルから13.0%増加していました。
富裕層「10%」の平均納税額、2014年には67万ドル(6820万円)まで膨れ上がると試算されています。もちろん、所得も2013年の167万ドル(1億6400万円)から200万ドル(1億9650円)を超える見通しですよ。
2013年に所得上位「10%」に適用された平均税率は31.2%と、2012年の27.2%から上昇しています。2014年には、33.4%に達するとか。米連邦政府の歳入のうち、所得上位「10%」が占める納税額の割合は52.9%。2017年には、55.2%まで広がるとされています。
「チャンスは貯蓄できない」とは樋口廉太郎の言葉ですが、好機をモノにした億万長者は着実に富を築き上げているんですね。
(カバー写真 : Ranzom)
Comments
NYの摩天楼もかくやの絶叫マシン、挑戦できますか? Next Post:
モメンタム株を中心に弱気相場入り、次の一手は?