Where Are G20 Leaders Staying For The Summit In Brisbane?
豪ブリスベンで15−16日に主要20カ国・地域(G20)首脳会合が開催されます。ユーロ圏や中国が景気減速に落ち込むなか、世界成長の促進へ向け協調できるのか、注目されます。
英デイリー・メール紙に言わせれば、首脳陣が宿泊するホテルも大きな話題のひとつ。最もお高いホテルで枕を高くして眠る方は誰かといいますと・・。
はい、オバマ米大統領です。マリオット・ホテル最上階、その名も「プレジデンシャル・スイート」一晩の滞在料金は2500豪ドル(約25万円)也。131平方m、約40坪の優雅なお部屋からはパノラマの眺望を満喫できるため、緩やかにカーブを描くブリスベン川に癒されること間違いありません。極上のキングサイズ・ベッドでみる夢は、さぞかしドリーミーなんでしょうね。
エクゼクティブ・ラウンジへのアクセスも完備で、まさにプレジデンシャル。
(出所:Daily Mail/Marriott)
中国の習近平・国家主席は、スタンフォード・プラザの「スタンフォード・スイート」をチョイス。1泊1695豪ドル(約17万円)で、G20首脳陣のなかでは堂々2位となります。広さでいうならオバマ米大統領のスイートを凌駕し、250平方m(約76坪)とまるで一軒家並み!倹約令に注力する半面、各国と領土問題を抱えるお国柄もあって誰よりも大きな部屋を求めてしまうのでしょうか。
グランド・ピアノが鎮座する、広闊たる空間。
(出所:Daily Mail/Eric Victor)
3位には、英国のキャメロン首相がランクインしております。トレジャリー・ホテルで1泊1259豪ドルのお部屋は、磨き上げられた木のヘッドボードが瀟洒で落ち着いたラグジュアリーをたたえます。天井は5m以上ですから身長185cmのキャメロン首相でも十分、開放感を与えてくれることでしょう。
スコッチを1杯傾けたくなる、琥珀色なトーンが優しい。
(出所:Daily Mail/Treasury hotel)
ロシアのプーチン大統領は、ヒルトン・ホテルの「キング・スイート」を寝床とします。その名とは裏腹に、1泊料金は615豪ドル(6万2000円)とオバマ米大統領の4分の1程度。空手をたしなむ都合上セキュリティ対策が万全でなくとも平気・・なんてことはなく、原油安と米欧からの経済制裁が利いたのかもしれませんね。
主催者たるオーストラリアのアボット首相。リッジスの「デラックス・キング・スイート」の1泊お値段は、たった495豪ドル(約5万円)でした。他の首脳陣を引き立てるに、十分なおもてなしと言えるでしょう。
日本はというと・・・。
ノボテルを宿にする安倍首相、豪クーリエ・メール紙によると気になる宿泊料金はたったの2万円程度だとか。報道が真実ならば文句なしに、首脳陣がステイするホテルの1室料金としては最低です。
エクゼクティブ・スイートでもお値段は3万8180円と、断然リーズナブル。
(出所:Novotel)
日頃は美食を皮肉られがちな安倍首相ですけれど、日本人らしい質素倹約精神を垣間みた気がいたしました。
(カバー写真:G20summit2014)
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