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引け後の決算:スターバックス、既存店売上高が市場予想超え

by • January 22, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off3393

After Hours : Holiday Cheers Lift Starbucks’ Comparable Store Sales.

本日引け後、注目の決算はスターバックスです。既存店売上高が市場予想を上回り、やや見劣りした見通しを跳ねのけ時間外で株価は一時3.5%も上昇しました。

▽スターバックス

10−12月(第1 四半期)決算で、純利益は前年同期比81.8%増の9億1550万ドルだった。日本法人を完全子会社化した影響を除く調整済み1株当たり利益は80セントとなり、市場予想と一致。売上高は前年同期比13.2%増の48 億ドルと、こちらも市場予想通りだった。

既存店売上高は5%増となり、市場予想の4.7%増を上回った。利用者数は2%増にとどまっており、米州を中心にホリデー商戦でオンラインのマーケティング戦略を強化したことが響いている。 国・地域別では、米州が5%増となり市場予想の4.8%増を超えた。ホリデー商戦にギフトカード利用者対象に抽選でコーヒー30年間無料を掲げたキャンペーン”スターバックス・フォー・ライフ”を展開した半面、利用者数は2%と伸び悩んだ。欧州・中東・アフリカは4%増で、利用者数が3%増とサポート。アジア太平洋にいたっては8%増となり、利用者数が寄与した。

調整済み営業利益率は19.5%と、前年同期の19.3%を上回った。

2015年通期(2015年9月末終了)の調整済み1株当たり利益を3.09—3.13ドルとし、レンジ下限を3.08ドルから上方修正。1−3月期は64−65セントを見込み、市場予想の68セントに届かなかった。

22日に発表された他の決算では、サウスウェスト航空に注目。減益を計上したとはいえ、売上高は4.5%増の46億3000万ドルと市場予想の46億ドルを上回っています。燃料価格の下落に押し上げられており、1ガロン当たりの単価は3.8%下落の2.62ドルでした。燃料負担が軽減され、エボラ出血熱など逆風を跳ね返したかたちです。有効座席マイル当たりの旅客収入 (ユニット・レベニュー)は、2.6%上昇。利用者数は4.3%増加し、有償座席利用率も82%と前年同期の80.4%を超えました。おかげで8.4%の急伸で引け、S&P500構成銘柄の上昇率ベスト2位に輝きました。

そのほか保険大手トラベラーズをはじめ空調整備・自動車部品大手ジョンソン・コントロールズ、米地銀のキーコープなども決算を好感し大幅高を遂げています。反対に、キャッシュバック・リワードの簡素化で収益を圧迫されたディスカバリー・フィナンシャルは大幅安。ベライゾンも解約率の上昇、予想以下だった月額利用料金、さらにグーグルとTモバイル提携のニュースも痛手となり下落しました。

決算とは別に、引け後にドリームワークスが500人の人員削減に踏み切るとのニュースも飛び込んできました。米新規失業保険件数は、大台近くをさまよう推移が続きそうです。

(カバー写真:James Warwick/Flickr)

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