Coca-Cola Got Milk To Boost Its Revenue.
新年早々に大規模リストラを発表したコカコーラ、業績不振に泡を吹きまさかの起死回生策に打って出ました。
炭酸飲料メーカーが満を持して飛び込んだのは、何とミルク市場。健康志向が強まるアメリカ人に合わせ、栄養たっぷりなプレミアム・ミルクのブランド”フェアライフ(fairlife)”の販売を開始しました。ろ過した牛乳を低温殺菌した”フェアライフ”なら、通常の牛乳よりプロテインが50%、カルシウムも30%多く含まれています。それでいて、糖分は50%少なめ。高いクオリティと滑らかな口当たりで、お子様をもつ奥様方を中心に話題になること間違いナシ?
タイプは低脂肪、チョコレート風味、スキムミルク、レギュラーの4種類。
問題は、お値段。52オンスで4.59ドル(約540円)と64オンス2.18ドル(約260円)と比較すると約2倍に相当するんですね。オーガニック・ミルクの平均価格である3.99ドル(約470円)も、ゆうに上回ります。毎日飲むものなので、余裕がない庶民がポンポン買い物かごに入れられるような代物ではございません。
コカコーラといえばすっきり爽やかな広告戦略で知られる半面、”フェアミルク”の戦略はひと味違います。カバー写真にあるように。1930年代のピンナップ写真のごとくお色気ムンムンで、マリリン・モンローを世界に知らしめた舞い上がるスカートを連想させるコピー文句が散りばめられています。
広告は、レトロなピンナップ風。
(出所:Independent)
家族向けというイメージからかけ離れており、むしろジム通いの独身貴族に焦点を当てているのかもしれません。
(カバー写真:Fairmilk/Facebook)
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