After Hours : Whole Foods Market And Cisco Systems Shares Up With Strong Earnings.
本日引け後は、ユーロ財務相会合(ユーログループ)でギリシャと債権国が支援プログラムをめぐり基本合意したとの関係者の話が伝わってきました。報道内容が二転三転しなければ、12日の株式相場の支援材料となりそうですね。決算では取引終了後、ホーフルーズやシスコ・システムズなどの決算が発表されています。内容が好感され、時間外取引でそろって上昇しました。テスラは、後ほど詳しくお送りいたします。
▽ホールフーズ
オーガニック食品スーパー大手が取引終了後に発表した1月18日までの第1四半期決算では、純利益が前年同期比5.7%増の1億6700万ドルだった。調整済み1株当たり利益は0.46ドルと、市場予想の0.45ドルを上回っている。売上高は10%増の46億7000万ドルとなり、市場予想と一致。既存店売上高は4.5%増となり、市場予想の4.4%増や7−9月期の3.1%増から加速した。健康志向の高まりに加えガソリン価格の下落を恩恵に、伸びを広げている。ただウォルマートなど格安小売店から顧客奪回を目指し値下げを断行しており、粗利益率は34.8%と前年同期の35.0%から低下した。
2015年通期(2015年9月末終了)の売上高は9%増を見込み、既存店売上高は1−5%増を予想した。時間外取引で、株価は一時2%超の上昇を示した。
▽シスコ・システムズ
ネットワーク機器メーカー大手が取引終了後に発表した10−12月期(第2四半期)決算では、純利益が前年同期比67%増の24億ドルだった。再編費用に加え2014年8月に発表した6000人のリストラ計画に関わる費用を計上しながら、大幅増益を達成している。調整済み1株当たり利益は0.53ドルと、市場予想の0.51ドルより強い。売上高は7%増の119億4000万ドルとなり、市場予想の118億ドルを超えた。また四半期配当を前期の19セントから引き上げ、21セントに設定。時間外取引で、株価は一時1%近く上昇した。
(カバー写真:Supermarket News)
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