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アップル・ウォッチ、初期生産は500万−600万本に

by • February 17, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off3765

Initial Apple Watch Orders Pinned At Between 5 And 6 Millions.

アップルは、遂に”アップル・ウォッチ”の製造をサプライヤーに発注しました。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、3モデルを対象とした1−3月期の生産数は500万—600万本。iPhone 6およびプラスの初週販売台数が1000万台であるほか、その他の販売台数も踏まえると少なく感じるかもしれません。しかし、調査会社CCSによると2015年のウェラブル端末販売台数は前年比158%増の7500万台で、そのうち2000万台がアップル製品となる見通し。その存在感がひときわ光彩を放つことが分かるでしょう。

ファン待望の”アップル・ウォッチ”の生産内訳は、お値段349ドル(約4万1530円)と一番お手頃なスポーツ・タイプが約半分を占め、3分の1はミドルクラスに。18Kのゴールド・ケースを用いた最高級モデルは比較的少数にとどめる方針です。

注目のハイエンド・モデル、1−3月期こそ少数生産にとどめますが4−6月期には月ベースで100万個を製造する予定。きらめきが贅沢なゴールド・ケースは、iPhoneと同じく中国顧客のハートを掴む期待が大きい商品であり、あえて生産を抑え消費者心理を煽る作戦でしょうか?

側面から極上の輝きをあなたに。
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ファン待望の”アップル・ウォッチ”、グッド・ニュースばかりではありません。心拍数、血圧、ストレスレベルなどを測るセンサーが基準に満たず、健康関連機能を一部削除する必要に迫られているといいます。さらにiPhone 6と同じく、毛が挟まれてしまう問題も浮上しているとか。ファンにとっては、悪材料と受け取る気は毛頭ないでしょうが。

またアップルは、自動運転が可能な電気自動車の生産で自動車メーカーおよび部品メーカーと協議中との報道も飛び込んできました。

テスラが2014年11月にオートパイロット(自動操縦機能)を追加した”モデル S P85D”の販売を開始し、グーグルも自動運転車の正式プロトタイプを2014年12月に公表。BMWもコンパクトEC”i3”を本格的に投入するなど、そろって自動車業界に新たな風を送り込んでいます。テクノロジーの最先端を切り拓いてきた巨人としては、今後も優位な地位を堅持するため自動車セクターに参入するのは時間の問題でしょう。時価総額7000億ドルを突破したアメリカ初の企業は、資金も潤沢にありますしね。

(カバー写真:Hodinkee)

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