U.K. General Election 2015, Newspaper Covers.
イギリスの総選挙2015。日本でもそれぞれ出口選挙結果が報じられていることでしょう。
アメリカでもCNNやCNBCなど、主要メディアはサイトにて特別枠で動向をライブ配信中。7日の米株相場に直接影響を与えませんでしたが、2017年には与党保守党のキャメロン首相が欧州連合(EU)の是非を求める国民投票の実施を、最大野党の労働党は富裕層向け増税を導入を予定するとあって、高い関心を集めています。
BBC、SKYニュース、ITNがまとめた出口調査結果では定数650のところ、保守党が前回から14議席伸ばし360議席を獲得。第1党の座を確保しています。さらに、保守党が過半数を確保する可能性とのニュースが飛び込んで参りました。このまま、波乱なく幕を閉じるのでしょうか。
保守党が過半数を堅持できたとしても、スコットランド国民党(SNP)こそ台風の目。弱冠20歳の女性議員を誕生させ、実に1667年以来の快挙を果たしたSNPが同地方の議席59のうち58を獲得し、大旋風を巻き起こしました。あらためて、スコットランド独立問題が現実を帯びること必至。マーケットに政治的なかく乱を与えるリスクをはらみます。
様々な思惑が飛び交う総選挙結果を受けたイギリス各紙の一面は、こちら。BBCのニック・サットン氏が送るツイッターから、ご紹介します。
保守の高級紙たるタイムズは、品良く「勝利に向かって」
クオリティ・ペーパーたるインディペンデント紙、斬新なデザインで「キャメロン、分割する英国を制す」
イギリス発行部数トップの一般紙、デイリー・テレグラフは「キャメロン、首相の座を確保へ」
イギリス最古のタブロイド紙、デイリー・メールは「ハレルヤ!イギリスは正気たるべく投票」
イギリスの東スポたるデイリー・ミラー紙、「あと5年も、呪われるのだろうか?」から断定に変更。
なお、以上のカバーはそれぞれの新聞社の都合で差し替えられる可能性がありますので、ご了承下さい。
(カバー写真:All Free Photos)
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