Alphabet, More Than Just A Company’s Name.
グーグルが新たに創設した持ち株会社アルファベット、大いに話題になりましたよね。
ウェブサイトのドメインはabc.xyz。まさに、アルファベットを体現しています。単にクールだから、という選択肢ではなかったはずです。ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が「Alphabet? Google Might Get Some Letters」のヘッドラインを飾ったように、他社がグーグルに警告状などといった書簡(letters、文字の意味を含む)を送りつけるリスクすら、はらんでいた。まあ、グーグルに歯向かう企業が存在するかは別ですが・・。
というのも「アルファベット」という社名自体、BMWが登録済みだからです。ドメインは、もちろんalphabet.com(NY時間午後10時45分時点で、サイトは開けず)。自動車リース会社であり、IT関連情報サイトテック・クランチによると「A is for automobile」などアルファベットごとにキーフレーズを掲げていました。さらに「アルファベットは、単なる社名ではない(Because Alphabet is more than a name to us)」とのコピーを謳っています。
アルファベット一文字ずつ、意味を込めて。
(出所:Techcrunch)
世の中に、アルファベットという社名が2つ存在するというわけです。グーグルという天下の検索エンジン最大手が冠しただけあって、まさか日本でパクリ疑惑に揺れるアート・ディレクターのようにググって確認しなかったはずはない。ただ前述のNYT紙は、BMWのアルファベット関係者はグーグル側から新会社の名称について連絡を受けていなかったと伝えています。グーグルがアルファベットの社名を発表した際「G is for Google」と銘打ったのも、偶然の一致だったのでしょうか?
(カバー写真:Carlos Luna/Flickr)
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