Dow Jumps More Than 600p, Biggest Gain Since 2011.
日経平均に続き、米株も7日ぶりに反発を遂げました。
ダウ平均 16285.51 +619.07 +3.95%
S&P500 1940.51 +72.90 +3.90%
ナスダック 4697.54 +191.05 +4.24%
ダウ平均は大幅に7日ぶり反発。立ち会い早々、上海総合が続落しつつも日経平均が7日ぶりに上昇に転じた動きを好感し400ドル以上も急伸、16000ドル台へ切り返した。米7月耐久財受注が予想外に力強く、米景気減速への懸念が後退。ただ大台超えでは戻り売りにあって伸び悩み、NY連銀のダドリー総裁が9月利上げは説得力に欠けると発言したが反応に乏しく、序盤の水準から徐々に上げ幅を縮めた。中盤には100ドル近くまで失速しつつ、終盤にかけダドリー総裁の発言が見直され買いが再燃。寄り付き早々の高値を抜けると上げ足を加速させ、一時637.31ドル高の16303.75ドルに達した。終値では3日ぶりに16000ドル台へ戻し、上昇幅は2011年11月以来の上昇幅を記録。年初来リターンは25日連続でマイナスとなる。
S&P500とナスダックも大幅に7日ぶり反発。S&P500は3日ぶりに1900p台、ナスダックも3日ぶりに4600p台を取り戻して引けた。それぞれ2011年11月以来、2011年8月以来の上昇幅を示現。年初来リターンはS&P500が5日連続、ナスダックは 4 日連続でマイナスをたどる。S&P500のみ、調整入りゾーンから脱した。
——というわけで、2014年に発行部数全米ナンバーワンに輝いたUSAトゥデーは「ダウが唸りを上げ620ドルも急伸、市場に安定化の兆し(Dow roars back, rallies 620 points, in sign of market stabilization)」の見出しを掲げます。
2012年以来の6日続落で、S&P500の時価総額を2.1兆ドル(約250兆円)も吹き飛ばしました。ここ約1週間を振り返ると、いかに驚異的な乱気流に呑まれていたかがが分かります。
(出所:CNBC via Twitter)
ちなみに6日続落が幕開けした18日から25日までの下落幅とレンジは、ダウで以下の通り。
8月18日 引け値 17,511.34ドル(33.84ドル安、0.19%安)、レンジ 81.98ドル
8月19日 引け値 17,348.73ドル(162.61ドル安、0.93%安)、レンジ 234.77ドル
8月20日 引け値 16,990.69ドル(358.04ドル安、2.06%安)、レンジ 354.63ドル
8月21日 引け値 16,459.75ドル(530.94ドル安、3.12%安)、レンジ 531.14ドル
8月24日 引け値 15,871.28ドル(588.47ドル安、3.58%安)、レンジ 1089.42ドル
8月25日 引け値 15,666.44ドル(204.91ドル安 1.29%安)、レンジ 661.70ドル
USAトゥデーのヘッドライン通り、マーケットを襲撃したボラティリティは沈静化するのでしょうか。アジア株のフォロースルーを確認していきたいところです。
(カバー写真:MarineCorps NewYork/Flickr)
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