Mortgage Loan Applications Sink Again.
全米抵当貸付銀行協会(MBA)住宅ローン申請件数指数は、8月12日週に前週比4.0%低下し541.5だった。前週の7.1%の上昇から転じ、過去4週間で3回目の低下となる。借換が4.2%低下し2432.8と、反落。新規も3.9%低下の214.0と、マイナスへ転じた。米7月雇用統計を受けて金利上昇への懸念が高まり、需要を押し下げたようだ。MBA住宅ローン申請件数指数の前年比(季節調整前)は30.9%上昇し前週の40.8%上昇から伸びを狭めた。新規が9.9%の上昇(前週は12.9%の上昇)、借換も47.8%の上昇(前週は65.4%の上昇)とそれぞれ鈍化している。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は前週の3.65%から3.64%へ低下した。1年前の4.11%以下にとどまり、過去3年間で最低近くを保つ。15年固定金利型(平均)は前週の2.93%から2.90%へ低下ず。FHAのローン金利も、前週の3.52%から3.49%へ低下した。
MBA住宅ローン申請件数指数、低金利でもマイナスに反転。
申請全体に占める借換の割合(件数ベース)は62.6%と、前週の62.4%から上昇した。2009年6月以来の低水準である2015年7月3日週の48.0%から切り返した水準を維持。ただし2013年5月以来の高水準となった2015年1月16日週の73.9%からは、大きく遠ざかったままだ。
――MBA住宅ローン申請件数指数は、米7月雇用統計後に低下へ転じました。夏休みシーズンで需要が細った可能性を残しつつ、金利低下局面で心許ない毛結果となっています。NY連銀のダドリー総裁などタカ派発言が相次ぐだけに、金利上昇への懸念がくすぶります。
(カバー写真:Steven Martin/Flickr)
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