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米2月新車販売台数、所得税減税実現でも6ヵ月ぶりに1,700万台割れ

by • March 6, 2018 • Latest News, NY TipsComments Off3113

Tax Cuts Fails To Lift U.S. Auto Sales In February.

ワーズオートが発表した米2月新車販売台数は年率1,697万台と、市場予想の1,720万台を下回った。前月の1,707万台にも届かず、6ヵ月ぶりに1,700万台を割り込んでいる。2月は平年を上回る気温に恵まれたものの、ハリケーン“ハービー”などの直撃を受けた需要増の減退、年末商戦での支出拡大の反動などを受けて販売台数は減速したようだ。税制改革法案の成立を受け所得税減税が実現したものの、加速していない。また、足元で徐々に上昇しつつある金利も足枷となったと考えられる。

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(作成:My Big Apple NY)

オートデータが発表した米2月新車販売台数は、前年同月比2.4%減の130万2,128台だった。3ヵ月連続で前年比マイナスとなる。2月の営業日は前年比で変わらず、1月の営業日は前年比で1日増えていた。年率では1,708万台と、前月の1,716万台を下回った。2017年8月以来の1,700万台割れに迫った。

売台数はこれまでトラック部門(スポーツ多目的車、SUV含む)が牽引したが、今回はまちまち。ハリケーン”ハービー”の影響から原油先物が約3年ぶりの60ドル乗せを目指す過程で、ガソリン価格は2月に一時2.661ドルに乗せ、ハリケーン直後の2017年9月につけた約2年ぶりの高値となる2.685ドルに接近したことが響いたようだ。

自動車メーカーの販売奨励金(インセンティブ)の伸びが前年比で拡大したものの、前月比では1月に続き下落したせいか販売台数を支えきれなかったとみられる。利鞘の薄いレンタカーや自動車販売店向けのフリート販売はGMで増加したが、フォードとフィアット・クライスラーは減少し、まちまちだった。

ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比2.1%上昇の3万5,444ドル(約380万円)だった。少なくとも2017年上半期ぶりの高い伸びを示した1月の3.9%から減速している。前月比では0.3%下落、2ヵ月連続でマイナスとなった。メーカー別の平均価格を前月比でみると、上昇はGM、横ばいは日産のみで他は全て下落した。前年比で全て上昇、特にVW、GM、ホンダで顕著だった。詳細は以下の通り。

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(出所:KBB)

自動車メーカー別では、米系大手3社全て減少。市場予想を上回ったのは、フィアット・クライスラーのみで、全体的に弱い数字に終わった。日系大手3社では、トヨタのみ増加し市場予想も上回った

以下、米国をはじめメーカー別動向。

【GM】

GMは前年同月比1.3%増の22万905台と、市場予想の4.5%減より下げ幅を広げた。ただし、前月から減少に反転。4大ブランド別をみると、3ヵ月連続で2ブランドにて増加した。フリート販売が7%増と前月の16%増を下回りつつ増加、特に1月に続き商業が15%増と牽引している。主力の小売販売台数は10.5%減の16万8,971台と、2ヵ月連続で減少。1月まで2ヵ月連続にて2ブランドで減少したが、今回は3ブランドでマイナスとなった。

在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前月比4.0%増の77万9,378台、85日相当となり、前月の94日相当から短縮した。

米国販売部門のバイス・プレジデントのカート・マクニール氏は、結果を受け「消費者信頼感指数は2000年以来の高水準にあり経済は力強く、新型モデルは快調な売れ行きでライバルより幸先の良いスタートを切った」と評価した。なお、GMCは3月に2019年型の「シエラ」、シボレーは2019年型「シルバラード」、キャデラックは新たに「XT4」を売り出す予定だ。単月の詳細は、以下の通り。

・キャデラック 14.0%増の1万2,338台、5ヵ月ぶりに増加
→新型「XTS」が44.5%増の1,943台と増加したほか、「XT5」も8.8%増の4,668台と大幅増を達成している。主力SUVの「エスカレード」も16.8%増の1,675台と2ヵ月連続で増加。「ATS」も38.1%増の1,388台と力強さを示す。小売販売台数は6.8%増の1万261台と2ヵ月連続で増加した。

・ビュイック 1.2%増の1万6,322台、3ヵ月連続で増加
→新型のセダン「リーガル」が126.6%増の2,318台と牽引したほか、「ラクロス」も47.6%増の1,989台と支えた。一方で、SUVの「エンビジョン」は9.5%減の2,842台と減少に反転。主力のSUV「アンコール」も12.6%減の5,705台と2ヵ月連続で減少した。小売販売台数は4.4%減の1万4,797台と、3ヵ月連続で増加した。

・GMC 8.0%減の4万2,640台、2ヵ月連続で減少
→主力のSUV「シエラ」が25.3%減の1万3,162台と2ヵ月連続で減少したほか、「ユーコン」も20.8%減の2,936台と2ヵ月連続で2桁減を示す。一方、「アルカディア」は21.9%増の1万705台と、2ヵ月連続で増加した。小売販売台数は7.2%減の3万5,667台と2ヵ月連続で減少した。

・シボレー 5.0%増の14万1,947台、4ヵ月ぶりに増加
→主力のSUV「シルバラード」は、新型モデル投入前に16.3%減の4万2,282台と7ヵ月ぶりに減少した。その半面、「コロラド」は7.1%増の8,050台、クロスオーバーの新型「トラバース」も10.2%増の1万1,548台と4ヵ月連続で増加し、2桁増を果たす。同じく新型の「エキノックス」も7.1%増の2万4,053台と3ヵ月連続増加、それぞれ単月で過去最高を遂げた。EVの「ボルト」は49.6%増の1,424台と、こちらも単月で最高を更新。もっとも、その他が弱く特に小型車の「マリブ」は1.4%減の1万1,890台と5ヵ月連続でマイナスに振れたほか、「クルーズ」に至っては16.2%減の1万2,875台と2桁減が続く。小売販売台数は13.5%減の10万8,246台と3ヵ月連続で減少した。

【フォード】

フォードは前年同月比6.9%減の19万4,132台と市場予想の6.0%減より下げ幅を拡大させ、2ヵ月連続で減少した。小売販売台数は8.5%減の12万3,073台と、3ヵ月連続で減少。レンタルや自動車ディーラー向けのフリート販売台数は3.8%減の7万1,059台と、2ヵ月連続で減少している。なおフォードは3月5日、ピックアップ・トラックの「レンジャー」と「ブロンコ」の新型モデル生産を控えた設備一新を理由に、ミシガン州の工場の従業員2,000人を対象として一時解雇を発表した。

在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前年比5.2%増の71万7,561台となった。89日相当となり、前年同月の79日から延びた。

2大ブランド別では、フォードが2ヵ月連続で減少、リンカーンは5ヵ月連続で減少した。車種別ではSUVが前年同月比12.3%減の6万5,250台と2ヵ月連続で減少したほか、乗用車も12.1%減の4万4,498台と4ヵ月連続で減少した。トラックのみ1.2%増の8万4,384台と2ヵ月連続で増加した。1車当たりの販売価格は3万6,200ドルと、自動車産業の平均を12.4%上回った。単月の結果は、以下の通り。

・フォード 5.6%減の15万4,733台、5ヵ月ぶりに減少
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」が3.5%増の6万8,243台と、単月ベースで2000年以来の最高を更新した。それ以外はSUVと乗用車共に軒並み減少、SUVのうち「エクスプローラー」は5.4%減の1万8,106台と2ヵ月連続で減少、「エッジ」も8.2%減の8,519台と、減少に転じた。「エスケープ」も23.9%減の2万1,033台と2ヵ月連続で減少している。小型車はまちまちで「フォーカス」が3.1%減の1万2,299台と2ヵ月連続で減少したものの、「フュージョン」は1.3%増の1万6,721台と4ヵ月ぶりに増加した。

・リンカーン 23.4%減の6,700台、5ヵ月連続で減少
→SUVの「MKX」が24.2%減の1,812台と3ヵ月連続で減少、セダンの「MKZ」も33.5%減の1,380台と弱い。もっとも、大型SUVの「ナビゲーター」が13.3%増の1,063台と2桁増を保った。

【フィアット・クライスラー】

フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比1.4%減の16万5,903台となり、市場予想の11%減より下げ幅を狭めた。2016年9月に増加トレンドを79ヵ月で止めた後、17ヵ月連続で前年比マイナスとなる。フリート販売台数は3%減と3ヵ月連続で減少、全体に占める売上シェアは26%となる。

5大ブランド別では、3ヵ月連続で1ブランドのみ増加した。単月の詳細は、以下の通り。

・ジープ 12%増の7万20台、2ヵ月連続で増加
→新型「コンパス」が168%増の1万6,026台と2ヵ月連続で3桁増を果たしたほか、「ラングラー」が17%増の1万5,936台と2ヵ月連続で寄与している。「レネゲード」も4%増の8,249台と増加に反転。一方で「チェロキー」が減少に転じ、「グランド・チェロキー」は前月に続き減少した。

・クライスラー 3%減の1万6,150台、2ヵ月連続で減少
→新型「パシフィカ」のミニバンが20%増の8,011台と4ヵ月連続で増加し、単月で過去最高を更新した。ただし「300」が51%減の2,320台と3ヵ月ぶりに減少するなど、その他は弱い。

・ドッジ 8%減の4万187台、8ヵ月連続で減少
→主力の「デュランゴ」が5%減の5,218台と減少に転じたほか、「ジャーニー」も52%減の4,782台と、7ヵ月連続で減少。ただし「キャラバン」が20%増の1万6,443台と増加に転じたほか、「チャージャー」も9%増の7,598台と支えた。

・ラム 14%減の3万6,737台、5ヵ月連続で減少
→主力の「ラム」が15%減の3 万3,299台と4ヵ月連続で減少したほか、「プロマスター・バン」も16%減の2,235台と5ヵ月連続で減少。「プロマスター・シティ」が10%増の1,203台だったが、力及ばずだった。

・フィアット 42%減の1,241台、26ヵ月連続で減少
→「500」が63%減の416台と11ヵ月連続で減少したほか、「500X」も引き続き2桁減で全体の重石となった。「スパイダー」も26%減の223台と2ヵ月連続で減少するなど、軒並みマイナスを示す。

自動車メーカー別のシェア、1月はGMが不動の首位を維持した半面、2位はフォードがトヨタを抜き2位に返り咲いた。トヨタは3位に転落。その他、マツダがBMW-MINIに抜かれ12位へ転落した。

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(作成:My Big Apple NY)

【トヨタ】

トヨタは前年同月比4.5%増の18万2,195台と、市場予想の3.7%増を上回った。2ヵ月連続で増加している。トラック部門の販売台数が10.5%増の10万7,486台となり、単月で過去最高を更新。乗用車部門は3.1%減の7万4,709台となる。

なおトヨタは、2017年11月新車販売台数を発表した時点で2018年の米国新車販売台数を1,700万台割れと予想した。2年連続の前年割れを見込んだだけでなく、2014年の水準への鈍化を見込む。

2大ブランド別では、トヨタとレクサスが共に2ヵ月連続で増加した。詳細は、以下の通り。

・トヨタ 4.4%増の16万2,930台、2ヵ月連続で増加
→今回はトラック部門が10.3%増の9万3,827台だった。乗用車も2.6%減の6万9,103台となる。車種別では日本で販売・生産を打ち切ったSUV「RAV4」が13.3%増の2万9,867台と2ヵ月連続で増加、単月での最高を更新した。「ハイランダー」も0.2%増の1万5,960台と2ヵ月連続で増加。ただし「4ランナー」は7.3%減の1万120台と減少に反転、1月までは2ヵ月連続で単月での過去最高を更新していた。セダンはまちまちで、「カローラ」は7.9%減の2万5,021台と5ヵ月連続で減少したが、「カムリ」は新型が好調で12.2%増の3万865台と4ヵ月連続で増加した。

・レクサス 5.1%増の1万9,265台、2ヵ月連続で増加
→SUVを含むトラックが牽引、12.3%増の1万3,659台と2ヵ月連続で増加した。主な4車種中、3つが増加。ブラント別では「NX」が21.3%増の4,263台で、単月での過去最高を塗り替えている。「RX」も8.4%増の7,238台と、過去最高だった。乗用車部門は引き続き弱く9.2%減の5,606台と14ヵ月連続で落ち込み、主な6車種のうち4車種で減少していた。

【ホンダ】

ホンダは前年同月比5.0%減の11万5,557台と、市場予想の2.3%減より下げ幅を広げ、3ヵ月連続で減少した。車種別ではトラック部門が4.6%減の6万1,045台と、2ヵ月連続で減少。乗用車部門も5.5%減の5万4,512台と3ヵ月連続で減少した。

ブランド別では、ホンダが5.6%減の10万4,588台となった。ブランド別では、主力の「シビック」が4.5%減の2万5,816台と減少に反転。SUVの「CR-V」は19.0%減の2万5,852台と前月に続き減少した。セダンの「アコード」も15.8%減の1万9,753台と弱い。ミニバン「オデッセイ」は3.4%増の7,034台と健闘した。

アキュラは1.0%増の1万969台となった。主力のSUV「RDX」が6.5%減の3,766台と前月に続いて減少、「MDX」も5.8%減の3,337台と3ヵ月連続で減速した。一方で、セダンの「TLX」が16.1%増の2,794台と支えた。

【日産】

日産は前年同月比4.3%減の12万9,930台となり、市場予想の3.1%減より下げ幅を広げた。トラック部門が5.6%増の7万4,921台と2ヵ月連続で増加したものの、乗用車部門が4.3%減の5万5,009台と減少に転じた。

2大ブランドでは日産が4ヵ月ぶりに減少したほか、インフィニティも2ヵ月連続で減少している。詳細は、以下の通り。

・日産 4.0%減の11万7,110台、2ヵ月連続で減少
→トラック部門が8.8%増の6万7,310台と2ヵ月連続で増加したものの、乗用車部門も17.2%減の4万9,800台と減少に転じた。SUV主力の「ローグ」が15.0%増の3万8,119台となり、2ヵ月連続で増加しただけでなく、単月で過去最高を更新した。その他「ムラノ」が11.0%増の6,179台と4ヵ月連続で増加。「フロンティア」も68.8%増の7,992台だった。乗用車では主力の「アルティマ」が25.8%減の1万9,703台と減少に反転した一方、「セントラ」は7.1%増の1万7,148台と2ヵ月連続で増加した。

・インフィニティ 6.7%減の1万2,820台、3ヵ月連続で減少
→トラック部門が16.1%減の7,611台だったが、乗用車部門は11.6%増の5,209台と3ヵ月ぶりに増加した。SUVの「QX60」が46.0%増の3,880台と2ヵ月連続で2桁増だった以外、SUV部門は伸び悩んだ。半面セダンは主力の「Q50」が13.4%増の3,904台となっただけでなく、その他ブランドも増加に転じた。

その他の海外メーカーは、以下の通り。

・フォルクスワーゲン(VW) 8.4%増の4万2,387台と3ヵ月ぶりに増加
→VW単体では6.0%増の2万6,660台と2ヵ月連続で増加。アウディは12.4%増の1万5,451台と、増加トレンドを維持した。

・テスラ(推計値)は6.8%増の3,950台、8ヵ月ぶりに増加
・ヒュンダイは13.1%減の4万6,095台、2ヵ月連続で減少
・キアは4.7%の4万672台と、2ヵ月連続で減少

自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブ予想は前年同月比5.3%上昇の3,656ドルとなり、1月の推計値9.8%上昇から鈍化した。前月比では1.9%下落。2ヵ月連続で下落している。前年比で伸び率が最大だったメーカーはスバルで51.1%上昇、前年の3桁から4桁へ広げた。その他、ヒュンダイが23.9%上昇、次いでキアが12.0%上昇していた。前月比ではホンダとスバルが上昇したのみで、他は全て低下した。

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(出所:ALG/Press release)

1台当たりのインセンティブの割合予想は平均で10.9%と、前年同月の10.6%から上昇した。最大はキアで14.9%と日産から1位を奪い、日産は14.4%と3ヵ月ぶりに1位から転落した。3位は前月のヒュンダイからGMが代わってランクインし14.2%だった。

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(出所:ALG/Press release)

高級車部門別ランキングは、以下の通り(%は全て前年比)。2017年9~12月、2018年1月に続きメルセデス・ベンツが1位、2位はBMW、3位にレクサスが入った。2017年通期でのトップ3で変わらず。一方で、ビュイックが前月の4位から5位へ浮上しアウディを抜き去った。

1位 メルセデス・ベンツ 1.0%増の2万4,760台
→2017年9~12月、2018年1月に続き、1位。年初来でも±0%の5万67台で首位を維持している。2017年通期では0.2%増の37万5,240台で堂々の3年連続首位。2016年は前年比0.4%増の37万4,541台だった。なお2013年は1位だったが、2014年ではBMWに1位を明け渡していた。

2位 BMW 4.2%増の2万3,508台
→2017年10~12月、2018年1月に続き2位。年初来では4.6%増の4万2,524台で、2位となる。2017年通期では2.4%減の30万5,685台と2位をキープ。2016年は9.5%減の31万3,174台で3位、2015年は1.8%増の34万6023台で首位の座を宿敵メルセデス・ベンツに明け渡していた。2014年では1位、2013年は2位だった。

3位 レクサス 5.1%増の1万9,264台
→2017年10~12月、2018年1月に続き3位。年初来では10.0%増の3万7,179台で3位となる。2017年通期では8.0%減の30万5,132台で3位。2016年は3.9%減の33万1,228台で2位、2015年は10.7%増の34万4601台で3位となる。2011年まで11年間連続で首位を飾ったが、東日本大震災後に順位を落とし2014年、2013年、2012年に続き3位にとどまった。

4位 ビュイック(GM)1.2%増の1万6,322台
→これまでの5位からアウディを抜き去り、4位へ浮上。年初来では2.5%増の2万9,970台、アウディとの差は僅か8台ながら4位となる。2017年通期は5.5%減の19万6,946台で、5位だった。2016年は2.9%増の22万9,631台、2015年も2.6%減の22万3055台で共に4位だった。

5位 アウディ(VW)12.0%増の1万5,451台
→2017年7~12月、2018年1月まで4位だったが、今回は5位に転落した。年初来では、11.0%増の2万9962台で、5位となる。2017年通期では7.8%増の22万6,511台と、4位。2016年は4.0%増の21万213台、2015年は11.1%増の20万2,202台で共に5位だった。

6位 インフィニティ 6.7%減の1万2,338台
→前月に続き6位で、年初来でも7.3%減の2万3,455台で6位をとなる。2017年通期では10.9%増の15万3,415台で8位。2016年は3.6%増の13万8,293台で8位、2015年は13.8%増の13万3498台で8位となる。

7位 キャデラック 14.0%増の1万2,338台
→前月に続き7位で、年初来でも5.3%増の2万2,233台で7位となる。2017年通期では8.0%減の15万6,440台で6位となる。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。

8位 アキュラ 3.2%減の8,480台
→前月に続き8位で、年初来でも0.9%減の1万9,877台で8位となる。2017年通期では4.2%減の15万4,602台と7位を維持。2016年は8.9%減の16万4,126台で7位、2015年は5.6%増の17万7165台で6位に収まっていた。

新車販売台数:モデル別ランキング(%は前年同月比、WSJ紙より)。トップ4位は前月と変わらず、4位以下で順位に変動がみられた。圏外に転落したのは10位の「アルティマ」(日産)で、代わりに「カローラ」(トヨタ)が入った

1位 Fシリーズ(フォード)3.5%増の6万8,243台、前月も1位
2位 シルバラード(GM)16.3%減の3万8,119台 前月も2位
3位 ローグ(日産)15.0%増の3万8,119台 前月も3位
4位 ラム(フィアット・クライスラー)14.7%減の3万3,299台 前月も4位
5位 カムリ(トヨタ)12.2%増の3万865台 前月は7位

6位 CR-V(ホンダ)19.0%減の2万5,816台 前月は8位
7位 カムリ(トヨタ)21.3%増の2万4,638台 前月は4位
8位 シビック(ホンダ)4.5%減の2万5,816台 前月は9位
9位 エキノックス(GM)7.1%増の2万4,053台 前月は6位
10位 カローラ(トヨタ)7.3%減の2万3,535台 前月は圏外

SUV:ブランド別ランキング(%は前年同月比、Good Car Bad Carより)。ほぼ前月と変わらなかったものの、9位の「チェロキー」(フィアット・クライスラー)、10位のCX-5(マツダ)が圏外へ転落した。代わりに「ラングラー」(フィアット・クライスラー)、スバルの「アウトバック」がランクインしている。

1位 ローグ(日産)15.0%増の3万8,119台 前月も1位
2位 Rav4 (トヨタ)13.3%増の2万9,867台、前月も2位
3位 エキノックス(GM)7.1%増の2万4,053台、前月も3位
4位 CR-V(ホンダ)19.0%減の2万5,852台、前月も4位
5位 エスケープ(フォード)23.9%減の2万1,033台 前月も5位

6位 エクスプローラー(フォード)3.9%減の2万860台 前月も6位
7位 グランド・チェロキー(フィアット・クライスラー)7.7%減の1万7,468台 前月も7位
8位 ハイランダー(トヨタ)0.2%増の1万5,960台、前月も8位
9位 ラングラー(フィアット・クライスラー)16.8%増の1万5,936台 前月は圏外
10位 アウトバック(スバル)4.0%増の1万4,021台、前月は圏外

(カバー写真:Ford

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