Global Monetary Policy In One Chart.
本日は一枚のチャートをご紹介します。
貿易戦争が通貨戦争の引き金を引く懸念が漂っておりますが、G20参加国を中心とした各国の中央銀行の金融政策動向は、以下の通り。
こうしてみると、住宅市場バブルが取り沙汰されるスウェーデンとノルウェーの利上げバイアスは、異質にみえますね。
かつて、アラン・ブラインダー元FRB副議長は「中央銀行は政治介入だけでなく、市場からも独立性を保つべき」と発言しました。新興国にとっては贅沢な言葉ながら、足元は米利下げと低インフレ環境を追い風に、利下げが可能な環境が整っております。その一方で、Fedは2019年に入って、金融市場をにらんだ政策運営に舵を切ったとの声も。いずれにしても金融環境は緩和的となるだけに、世界景気の支援材料となればよいのですが。
(カバー写真:International Monetary Fund/Flickr)
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