Marquee Cashes In After The Renovation.
ひっさしぶりに夜遊びしてきました~。クラブへのお出掛けなんて、少なく見積もって1年半ぶりですよ。
摂氏マイナス10度近くまで落ち込んだ夜。E線は34丁目の駅から出た途端、ハドソン川から吹きつける風が容赦なく頬を刺し、コートの裾から凍てついた空気が肌に侵食してくる。普通だったら自宅でまったり~のはずだったんですが、DJである家人の親友がパーティー模様をカメラに収めてほしいと依頼してきたので、決行しました。
今宵の場所は、Marquee(マーキー)。マライア・キャリー、クリスティーナ・アギレラなどセレブが足繁く通った老舗クラブです。最近になって新装開店を迎え、友人が錦を飾る一人のDJとして選ばれたんですよ!
店内は、以前よりもラスベガス的エンターテイメント空間が広がっていました。
改装後は、巨大ミラーボウルにウルトラ・スクリーンが夜遊び魂を奮わせる!
午後11時過ぎに入店したときこそBARカウンターで人垣はできていませんでしたが、午前0時を回る頃には大盛況!マイナス10度でも、ニューヨーカーは夜遊びのためならセントラルヒーティングで温まるより、アルコールとダンスでの体温上昇を選ぶんです!!
化粧室でハンドソープや紙タオルを手渡すバスガールによると、改装費は600万ドル!!ざっくり6億円、四捨五入前で5.6億円なだけあってハラワタに響いてくる重低音、トップスターになった錯覚を与えるレーザー・ビーム、頭上で光の饗宴を魅せるミラーボウルまで加わり、ザ・NYナイトライフを堪能させてくれます。
内装への設備投資が桁外れなだけに、ドリンク料金もハンパありません。ビール1本12ドル(1120円)、グレイグースを使ったウォッカソーダも1杯17ドル(1590円)と、ホテルのBAR並みの値段設定でした。3年前はカクテル1杯15ドルでしたが、インフレ進行に合わせたのか、改修費の回収を目指しているからなのか・・・。
後者である可能性が高いでしょう。Marqueeがアジア系のDJに目をつけた理由が、ここに浮かび上がってきます。ニューノーマルの時代の幕開けとともに、夜遊びシーンも変貌を遂げてきました。人口変化の事情もあり、以前パーティーの屋台骨であるプロモーターに話を聞いたところ、「ニューノーマル」の時代を迎え夜遊びは下火気味。そのなかで、アジア系の台頭は目を見張るものがあるそうなんです。1本500ドル以上ものボトルをオーダーする面子、以前はヨーロッパ組が大勢でしたが、最近ではアジア系が増えているんですって。
韓国系アメリカ人が集うCircleも、満員電車も真っ青なくらい人が集まりますしね。海外からの流入組も多く、今アジア系が熱いんです!彼らの勢いをもってすればMarquee、設備投資回収への道は遠くない?
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