週末、ブランチ・パーティーでしこたまシャンパンを痛飲した後、休憩にSOHOにある地元BARへ出かけたんです。NY生活を始めた頃からのお友達であるラオス系アメリカンと、パーティーで知り合ったトリニダード人、ナイジェリア人女性と店を出たところ、たまたまウェスト・ブロードウェイを歩いていた一団に声をかけられ、彼らのお招きで目指すはMiladay Bar。
↓扉が示すとおり、ながーい歴史を誇るお店。
一団には老若男女がいたんですよ。まだ午後5時だというのに、週末のせいか男性陣はすでに結構酔いがまわった状態で。そのうちの一人は、元祖グラムロック・バンドのドラマーだったトミー・リー風のイイ男だったんですね。アーティストなのか、自らが描いた絵をしょって歩いていたのは良かったんですが・・・。
横断歩道を渡るときに、手元のバランスを崩したようで、何と私の肩に寸法1m以上もある絵を額縁つきで落っことしたんです!!いくら多少アルコールが体内をめぐっていたとはいえ、痛いこと痛いこと・・・。しっかり青アザができてしまいました・・・。かなり気を悪くしながらも、一団のなかにはリタイアメント・ホームから外出許可を得て散策している方もいらしたので、グッと怒りをこらえます。
↓トミー・リー。自宅にはマイ・スターバックスがあります。
ちなみにこのBAR、1970年代に広がったレント・コントロール(家賃の上昇を抑制する条例)の恩恵から、SOHOなのに家賃300ドルで住む年金生活者が集う店でもあります。たどりつくと昔からの友と肩を寄せ合い、手馴れた様子でオーダーし、テレビに向かいはじめました。なんだろうと振り返ると、競馬中継が放送されてたんです。
その日は、米国で3大競馬イベントであるプリークネス・ステークの日だったんですねぇ~。リタイアメント・ホームから出てきた彼ら、競馬を地元ピープルと馴染みのBARで観戦としゃれ込んでたというわけです。レースが始まると、パイントを傾けやんややんやの大騒ぎを始めました。
レースが終了した瞬間。なんとさきほどのトミー・リー風の男性が雄叫びを上げながらテレビに駆け寄ったんですよ。まさかと思ったら、「I won!!!I won a million dollars!!!」と、嬉しい悲鳴をあげているではありませんか。10万ドルもつぎ込んでいて、賞金は100万ドルに及んだそうな・・・。
↓テレビに向かって雄叫びを上げた後、店の外へ飛び出し歓喜のRUN!!
まさか、私の肩に絵を落とした狼藉者に、百万ドルの幸運が舞い降りようとは・・。どうせなら、絵でなはく私にも至福のラッキーが舞い降りてほしいです。トホホ・・・。
Comments
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>元祖グラムロック・バンドのドラマーだったトミー・リー?
モトリーはグラムロックバンドじゃなくってよ?w
ま、トミー・リーはどストライクだけどーww
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あれーー。そうか一応メタル系か。何かグラムなイメージが先行しとったわ。教えてくれて、ありがとぉ~☆☆