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米8月鉱工業生産、予想外に7ヵ月ぶり減少も自動車が重し

by • September 15, 2014 • Finance, Latest NewsComments Off1247

August Industrial Production : Auto Industry Contains Activity.

米8月鉱工業生産は前月比0.1%減と、市場予想の0.3%増からサプライズのマイナスとなりました。前月の0.2%増(0.4%増から下方修正)を下回り、7ヵ月ぶりに減少しています。設備稼働率も、市場予想の79.3%より弱い78.8%。前月の79.1%(79.2%から下方修正)も下回りました。

製造業も0.4%減と、足元久々にマイナスを示しています。とはいえ、主犯は自動車。7.6%減と全体を押し下げていたためで、自動車を除いた場合は0.1%増なんですね。自動車は7月に生産台数が前月比12.9%増だった反動で、8月に11.7%減に落ち込んだ結果が現れたかたちです。自動車以外をみると特にコンピューターが1.3%増と好調、機械も0.3%増とそれぞれ2ヵ月連続で増加していました。

公益も1.0%増と3ヵ月ぶりに増加に転じており、特に残暑が厳しくなった余波から電力が1.5%増と3ヵ月ぶりにプラスに転換していました。鋼業も0.5%増と増加に転じ、全体的に米景気の減速を懸念する内容ではありません。バークレイズは米7−9月期国内総生産(GDP)の予想を2.6%増で据え置いており、堅調なペースでの成長が期待されます。

(カバー写真:AP)

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