This Guy Is A Homeless Guy In NYC, Yet A Pick-up Artist.
ニューヨーク市の人口は、約840万人。そのうち、ホームレスは2014年の推計ベースで3357人とされ、前年比で6%増加したといいます。
米4−6月期国内総生産(GDP)改定値が4.2%増だった割に、ストリートを歩けば寄付を募る段ボールの傍で座り込むホームレスの姿を頻繁に見かけます。数字上で景気は回復しているというのに、ミレニアル世代(18−33歳、上限は37歳まで引き上げられることも)を中心に増えてきた感は否めません。
この男性も、NYの街角を根城にする一人。エリート・デイリーでインタビューを受けたジョーと名乗る26歳の彼は、ボストン出身。ドラッグ使用に愛想を尽かした母親に追い出され、流れ着いた先がビッグ・アップルでした。
昼間は路上で物乞い生活を余儀なくされるジョーが屋根とベッドを手に入れるために編み出した戦法こそ、ナンパ。
まずは日本でいうマツモトキヨシにあたるドラッグストア、デュアン・リードやCVSの陳列棚からヘアワックスやらデオドラント・スプレーを拝借し身なりを整えます。完全武装したら、下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦で数々の女性に声を掛け、アパートに転がり込む機会を狙い撃ち!キメ台詞すらありません。ただひたすら、街行く女性に「君かわいいねぇ〜」、「その服いいね」と誉めるだけ!一時的な住処に温かなシーツにありつけ、女性とコトに及べるとあって、一石三鳥そのものです。決して容姿に恵まれているわけでもないのに次々に女性のハートをガッチリ掴む理由は、その遠慮のない態度なんでしょうね。
ジョーいわく、「I see opportunities, and I capitalize on them(目の前にチャンスがあって、僕はそれをフル活用しているんだ)」。
成功すれば、女性宅でヒゲ剃りから洗濯まで本格的に身繕いしていきます。次の獲物を仕留めるために、戦闘態勢を整える最も重要な時間なんだそう。
時には1日当たり150ドル(1万6300円)も稼げるというのに、アルコールとドラッグ(主にマリファナらしい)にどっぷり漬かった生活はやめられず。ウォッカ入りゲータレードに口をつけながら、女性のアパートを渡り歩く放浪生活は続きます。
一部の女性にとっても、束の間とはいえ心の隙間を埋めてくれるジョーのような存在が時には必要でウィンウィンなんでしょう。結婚適齢期の男性が女性より少ないという統計もあるので、なおさらです。
自身を「ジプシー」と呼ぶジョー、世間へのメッセージは「決して自分のようになるな」。
女性のアパートから物を失敬することもないようですし、多少の良心は残っているんですね。
(文中、カバー写真すべて:Elite Daily)
Comments
【追記】アリババIPOで、高笑いするのは特定の投資家? Next Post:
アリババ、史上最大IPO大作戦の華麗なる1日