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MBA住宅ローン申請件数指数は7週ぶりに反発、金利上昇でも

by • June 10, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1712

Mortgage Applications Spike Despite Rising Rates.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、6月5日週に前週比8.4%上昇し369.5となった。前週は7.6%の低下していたものの、メモリアル・デー効果がはく落したため7週ぶりの上昇に転じている。借換が7.0%上昇の1360.3と3週連続で低下。前年比では前週の1.2%の低下に続き、4.8%の低下を示す。新規は9.7%上昇の195.4と、前週の3.0%の低下から反転。前年比では14.8%の上昇と、14週連続でプラス圏を保った。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.17%と、 前週の4.02%から上昇。2014年12月以来の高水準に達した。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%から18週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)も3.37%と、 前週の3.27%を上回った。FHAのローン金利も3.90%となり、前週の3.77%を超えている。

30年物住宅ローン金利、債券市場のボラ上昇を反映し上振れ。

zillow
(出所:Zillow)

申請全体に占める借換の割合は48.9%と、前週の49.1%から低下。金利上昇を迎え借換が下押しし、2014年5月以来の低水準近くを保つ。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%が一段と遠くなった。

——新規、借換ともに力強い反発を遂げた背景に一段の金利上昇を懸念した駆け込み需要が挙げられます。PMACレンディングのマット・ウィーバー氏は、直近で「固定金利の申請需要が高まった」と指摘。今回の申請件数指数の改善はメモリアル・デーの週末を受けた反動もあり、勢いを保てるかどうか見極めが必要です。

(カバー写真:Kansas Sebastian/Flickr)

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