‘Anonymous’ Warned Of Troubles On Wall Street Before NYSE’s Glitch.
ニューヨーク証券取引所(NYSE)で8日、3時間40分にわたり全銘柄が取引停止に見舞われるという前代未聞の事態が発生しました。ナスダックが2013年8月22日に経験した当時、NYSEにこんな日が来ると誰が予想したでしょう?
少なくとも、この人達は予見していたのかもしれません。
ハッカー集団のアノニマスです。NYSEが異例の事態に直面する約12時間前の7月7日午後11時45分、こんなメッセージを発信していました。
(出所:Anonymous/Twitter)
もちろん、こちらでご説明したようにNYSEからホワイトハウスにいたるまでサイバー攻撃を受けた可能性を全面否定しています。本当にアノニマスが手を下したかは、全くもって根拠なし。アメリカで人気沸騰中のドラマ「ミスター・ロボット」を地で行くストーリーなので、誰かがインスパイアされたとしても不思議ではありませんが・・。
米連邦政府職員400万人の個人情報が流出した事件で関与が取り沙汰された中国に疑惑の目を向ける人々も、少なからず存在します。ハッカー攻撃の情勢をリアルタイムで届けるサイトを開くと、中国の存在は決して無視できませんから。
攻撃元トップが中国、被害国1位がアメリカという分かりやすい構図。
(出所:Norsecorp)
米当局が「システム障害」を掲げる以上、真相は藪の中なんでしょう。予想できない展開に驚くとともに、「よそう」を後ろから読むと「うそよ」になるという言葉を思い出します。
(カバー写真:vinereport)
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