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ラーメンの次に全米を席巻しそうな、コンビニ発日本食とは?

by • May 9, 2019 • Latest News, Restaurant ReviewsComments Off10886

What’s The Japanese Convenience Store Food That Americans Are Falling Into?

ニューヨークと言えば、美食の街として知られていますよね。ミシュランの星を獲得したレストランは2019年版で76店と全世界で5位ながら、トップに君臨した東京の230店に遠く及びません。しかしながら、グルメが集う街らしく、こんな事実もございます。

なんと、ミシュランを獲得したNY市内の和食レストランは20店と前年の15店を上回り、日本の都市以外で最多を堅持しました。2019年版の都市別ミシュラン獲得レストラン数で1位の東京に加え、3位の京都(103店)、4位の大阪(97店)と世界で唯一トップ5に3都市を送り込んだ日本の魅力を、NY市が踏襲しているというわけです。そういえば、居酒屋の上陸も早かったですよね。

そのNY市の向こう側、西海岸も負けていません。カリフォルニア州ロサンゼルスでは、日本人なら一度は食べたことがあるに違いないコンビニ定番商品のアレが、LAの人々の胃袋を鷲掴みにしているというのです。

気になる日本人お馴染みの商品はというと・・・タマゴサンドウィッチなんです。

提供するのは、LAはエコパークに位置する”Konbi”。ピンときたあなた、正解です。ご想像通り、日本のコンビニで展開するサンドウィッチをオマージュした品揃えである事情から、その名がつけられました。

(出所:Food Insider/Youtube)

といいますのも、手頃で美味しくお腹を満足させられるサンドウィッチは、米国ではありそうでなかった。特に、あのフワフワのタマゴサンドのトリコになるアメリカ人が多かったんですね。確かに、ハイチ系アメリカ人の主人も、日本を訪れた時はタマゴサンドをおやつ代わりにしており、今でも好んで食しています。

オーナーはニック・モントゴメリー氏と、アキラ・アクト氏の2人。シェフでもあるこの2人は完璧な仕上がりとなるタマゴを求め、開店前に15ヵ所もの養鶏場をまわったといいます。タマゴサンドの下地には、ディジョン・マスタードと、日本が誇るキューピー・マヨネーズを使用。コンセプトは大当たりし、タマゴ消費量は開店まもない2018年11月の1,000個から、わずか5ヵ月後の19年4月に2,200個へ倍増するほど。

大盛況のヒミツはおいしさだけではなく、ソーシャルネットワークにありました。ゴールドのように燦然と輝く黄身がインスタ映えしたお陰で顧客が次々に投稿した結果、開店からわずか数ヵ月でバズり、2018年の投稿数で上位を飾ったといいます。

現段階では1店舗、収容人数も10人に届くかという程度でも、お持ち帰り顧客を抱えオーナーの予想を遥かに上回る成長を遂げるKonbi。関西人には懐かしい某大手餃子チェーンのCMがいう「タマゴ1日5万個・・・」ほどの規模へ発展するのも、夢ではない?

(カバー写真:Dennis Tang/Flickr)

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