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住宅ローン申請、マイホーム需要の回復を示唆

by • May 28, 2020 • Finance, Latest NewsComments Off2679

Mortgage Loan Applications For New Purchases Increase For 6 Weeks In A Row.

経済活動の再開が広がるなか、住宅市場での回復の芽も伸び始めています。

米抵当銀行協会(MBA)が27日に発表した20日週の住宅ローン申請件数指数は、前週比2.7%ポイント上昇の746.5でした。過去4週間で3回目の上昇となります。内訳は、以下の通り。

・新規 前週比9%上昇、前年比7%上昇の281.2
・借換 前週比0.2%低下、前年比176%上昇の3,466.2

数字だけでは分かりにくいのですが、新規の住宅ローン申請件数指数は経済活動の再開が本格化してから前週比で6週連続で上昇しているのですよ。

チャート:住宅ローン申請件数、前週比

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(作成:My Big Apple NY)

前年比でも、カリフォルニア州が外出禁止を発表する直前の3月11日週(3月18日発表分)以来で初めて上昇に転じています。足元の相場上昇に合わせ住宅関連株も買い戻され、例えば住宅建設メーカーのレナーは年初来で16%高リフォーム関連小売ホーム・デポも13%高という状況です。

チャート:住宅ローン申請件数指数、新規の前年比と住宅ローン申請比率

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(作成:My Big Apple NY)

米1~3月の家計債務調査では、70歳以降を始め中高齢者が住宅ローンを中心に債務を拡大させていた一方で、ミレニアル世代やジェネレーションZ世代で縮小していたことは記憶に新しい。一因は、貸出基準の厳格化です。

新規のローン申請とあって、恐らく初のマイホーム購入者の比率が改善しているのでしょう。そうなれば、若い世代での住宅ローン債務が再び拡大に転じるのか、関連商品の売れ行きと合わせ、期待が掛かります。

(カバー写真:Image Genie/Flickr)

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