The Hurt Lockerの男たち。

by • March 13, 2010 • GossipComments (0)1646

The Hurt Lockerに肩入れする理由は、主演のジェレミー・レナーと脇を固めるアンソニー・マッキーが個人的に以前から俳優として気になっていたからです。ジェレミーはS,W,A,Tで魅せた、荒くれ者+ならず者風の鬼気迫る演技が脳裏にこびりついていたんですよ~。今回の役柄でも、天才的な爆発処理のプロフェッショナルながら、いやだからこそでしょうか。生死の境界線をさ迷う臨場感の虜になった、一人の男の姿をみせてくれます。

↓ジェレミーはやんちゃな少年ぽさが残っていて、39歳には見えないですねぇ。

My Big Apple

男らしい優しさの陰に、ちらちら狂気が見え隠れするシーンでは、まず同僚とお酒を飲んだ後に爆発処理用ヘルメットを被って一人沈思した場面ですかね。砂に埋められた複数の爆弾を処理した後、上官から爆発処理の決め手は何か、と尋ねられジョークとも本音ともつかない口調で「Not to die, sir」と返事したところも、印象的。DVDを売るイラク少年に「今度カスをつかませたら頭をぶち割ってやるぜ!」的な言葉で脅しつつ、次のシーンで少年の頭をかき抱いてジョークだ、と笑う場面も印象的です。

あとは、自分の赤ちゃんをあやすシーンなんですが・・・。映画冒頭の「The rush of battle is often a potent and lethal addiction, for war is a drug」(戦争特派員、クリス・ヘッジの言葉)の言葉通り、この赤ちゃんへの言葉に、主人公のやるせなさが感じられ、演じるジェレミーが実にイイ味出してます。元メークアップ・アーティストとしてハリウッドの片隅で働いていたとは、全ッ然思えません!!!

余談ですがアカデミーの後、あろうことかジェシカ・シンプソンと「親密な関係」に発展したという噂が・・・。Noooooooo Way!!!と絶叫したいところですが、まぁこれで彼が39歳にして、ハリウッドのスター階段を上り始めたという証拠でしょう。ちなみに、ジェレミーは否定しており、たまたまスタイリストがご存知ケン・ペイブスと同じだったと説明してました。

↓ジェシカとケン。お似合いのバカップルのようですが、ケンはゲイなのでBFFな2人。

My Big Apple

そしてアンソニー・マッキー。私が彼を初めて認識した映画は、社会問題を撮らせたら並ぶ者のいない東の重鎮、スパイク・リー監督作のShe hates me 。職を失った男性がレズビアン・カップルに精子提供を決断することになったものの、こともあろうにカップルの片方が元彼女だったというお話。

ゲイ問題から養子問題などなど、社会問題が複雑に織り込まれたストーリーです。この時の彼のダメ男っぷりが爽快だったんですよね。ちなみに彼はリー監督の作品にもう1作主演しましたが、どちらの作品も全く世間の注目を集めることありませんでした。今回の作品で、ようやくメジャー作品のお声がかかるか、楽しみですねぇ~。

↓She hate meでは、社会活動家でもある人気女優ケリー・ワシントン(中央)が彼女役でしたね。右がアンソニー。

My Big Apple

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