カリフォルニアでは、麻薬が財政を救う??

by • March 31, 2010 • NY TipsComments (0)422

カリフォルニア州で、ついにこの日がやって来ようとは・・・。痛み止めとなど医療目的での大麻使用は、1996年に合法化されましたよね。今では21歳以上で処方箋さえあれば、偏頭痛や不眠など他者から証明が難しい症状を訴えても、簡単に購入することができます。カリフォルニア州が先陣を切った後、米50州のうち14州がカリフォルアにならいました。

あれから14年。アーノルド・シュワルツェネッガー州知事、規制緩和という大ナタを振るいました!この11月に、マリファナ所持・栽培の合法化が採決される運びとなりそうなのですよ。同法案が可決されれば、21歳以上の成人であれば1オンスのマリファナ所持が合法となり、かつ栽培も可能になります。ちなみに1オンスと言えば、1ダースくらいの本数を軽くいけちゃう量だとか。

↓合法化を訴えるシュワちゃん。合法化論争のターミネーターになれるか??

My Big Apple
200億ドルの財政赤字に直面するカリフォルニア州、マリファナ合法化に伴う売上税などで年間14億ドルの税収をもたらすと試算されています。財政難の痛み止めともなる合法化という喧々諤々たる議論、2009年当時での調査では、カリフォルニア州民の56%が賛成しておりました。

全米べースでみると、USAトゥデイの調査ではフラワーチルドレンがアメリカを席巻した1969年当時で、賛成派がわずか12%でした。しかし2009年には44%と、過半数近くに増加していたことが分かっています。3月30日現在フォックス・ニュースによる現在進行中のWeb調査では、賛成派が61%、反対派は33%でしたねぇ。

日本でも何かと、芸能人のスキャンダルなんかで話題になるマリファナ。副作用としては記憶力の減退、脳・神経機能のダメージ、精子濃度の低下などが挙げられていますが、ご存知の通りタバコを比較すると医療用に利用されるとおり、発ガン性は低いとされています。

ちなみに2000年とかなり古い数字ですが、ドラッグウォーファクツによると米国での年間致死件数ランキングは

1位 タバコ 43.5万人

2位 不適切な食生活と運動不足 36.5万人

3位 アルコール 8.5万人

4位 微生物因子 7.5万人

5位 毒性因子 5.5万人

6位 処方箋薬による有害反応 3.2万人

7位 自殺 3.0万人

8位 銃に絡む要因 2.9万人 

9位 自動車衝突事故 2.6万人

10位 殺人 2.0万人

マリファナ→ゼロ

よく比較されるタバコの害に的をしぼってみましょう。アメリカン・キャンサー・ソサエティ(ACS)によると全米では5人に1人がタバコが原因で死亡しているとか。さらに1995-98年と10年以上前のデータでは、平均の米国人男性で喫煙者の場合、何と平均寿命が13.2年も短かったんですって。私も喫煙者ですが、ちょっと考えさせられる内容ですよ・・・。

喫煙よりグッと害が少ないとはいっても、やっぱり避けて通れない副作用。充血して目がウツロになってしまったり、ハイになって大笑いし始めたり、なんていうのはよく知られているでしょう。ただし女性にとって何より恐いのは、体重の増加ですな。私の友人はハワイに1カ月旅行した後、10kg増量で帰国してきました。マリファナ吸引後に襲う空腹感で、ついつい食べ過ぎちゃったんですって。

↓1カ月で10kg、女性にしてみればショーゲキですよね。

My Big Apple

マリファナ合法化によって、どんな影響が及ぶのでしょう?コカインやヘロインなどハード・ドラッグ蔓延の阻止、密輸ルート撲滅などを目的に1976年から合法化しているオランダをみてみましょう。合法化によって青少年の間で神格化されないためか、1カ月に一度吸引する15-24歳代の割合はオランダで9.7%に対し、英国の15.8%、スペインの16.4%を下回ります(ウィキペディア、2004年)。

また欧州麻薬・麻薬中毒患者監視センターがまとめた数字をみると、ドラッグ使用による人口100万人当たりの死亡割合はスペインで31.2%、イギリスで29.9%(2004年、社会発達センター調べ)、そして52.9%(2004年、英統計局調べ)、ドイツで16.1%(2005年)と比較すると、10.9%(2005年)に過ぎません。

個人的にはタバコ喫煙者なのでマリファナには全く興味ありませんけど、麻薬合法化は財政安定とドラッグ蔓延防止の一石二鳥アイデアかもしれませんね。そういや、英エコノミスト誌も合法化擁護派でしたっけ。かのミルトン・フリードマン博士も、財政安定の面から合法賛成派でした。

↓税収拡大の面から、マリファナ合法化を主張したフリードマン博士。

My Big Apple

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