リーマン・ショックの再来で、リストラの現場も凄惨極める

by • September 24, 2011 • NY TipsComments (0)539

米欧の債務危機が世界中で猛威をふるい、株価も急落中です。リーマン・ショックの再来を連想させる阿鼻叫喚で、ため息も曇る街角です。

こんな惨状では、リストラの場面も、凄惨を極めます。大手金融機関で派遣として勤務していた女性いわく、「正社員採用の手続きに入っていた矢先に、リストラされた」と顔を覆います。

彼女は景気回復が期待され始めた今年の初旬に入社した後で、正社員として採用されたいかどうか、質問されたんですね。もちろん彼女は即答でイエス。では、ということでトントン拍子に話が進んでおりました。しかし7月に入ってまもなくのこと。ギリシャの追加支援やEFSFの拡大が合意されたEU非公式財務相会合(ECOFIN)が開催前に、上司に呼び出されたんです。

てっきり正社員登用への正式通知かと思いきや、あっさり「明日から出社されなくて結構です」と申し渡されたんだそうな。突然足もとの床が抜け落ちたかのような衝撃が彼女を襲ったものの、数々の修羅場を潜り抜けてきた彼女は、「理由を説明して下さい」と毅然と対応したそうなんです。ただ彼女は正社員採用への手続き中とはいえ、派遣は派遣。あっけなく、「契約切れ」とだけ説明されて、その場を退出するしかなかったそうです。彼女が失意の底で席に戻った後、同僚から仕事を頼まれ機械的にパソコンのマウスに手をかけたのですが、インターネットの接続は、完全停止されいました。

↓荷物が机の上に箱詰めされたりも・・ああ無常。

My Big Apple

こんな話は、まだまだ序の口なんだそうです。彼女が派遣会社の相談員と話したところ、「あなたの場合はラッキーですよ」と諭されたんですって。なぜかというと、リストラ通知を受け取った後、周囲を囲まれたまま会社から追い出されることもしばしば。荷物や私物は、その後で郵送されることが多いんですって。もっと酷いことには、会社の入館証が無効になっていた、という話もあるそうです。

リストラ直前も、ひどい。仕事が回ってこず、席に8時間座らされる日々が続いたり、上司とも没交渉になったり。日本でも同じような話を聞きますが、ニューヨークでも変わりません。

私の周囲でも、NYSEやNYMEXのピットに立っていたレーダーが最近になって退職しました。28歳のトレーダーは、「金融以外の道を考えてる」そうで、目下のところ面接を手当たり次第で受けているそうな。欧州で債務危機への対応策が講じられる、フランスがTARPを検討中との報道で、週末には欧州株を中心に株価は反発しましたが、事態打開につながるのか・・早くなんとかして下さい!!

↓一寸先は闇・・・今日のNYの空も、ご覧のように視界ゼロでした。

My Big Apple

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