手数料の引き上げ、デレバレッジにいそしむ消費者に噛み付く!

by • October 14, 2011 • NY TipsComments (0)320

デレバレッジ、という言葉が板について、はや2年といったところでしょうか。家計がリーマン・ショックの打撃を受け景気への不透明感から、アメリカ人は消費より債務返済に注力したとされています。
デレバレッジの動きは、再びうねりを上げたかのようです。
米8月消費者信用残高は前月比-95.01億ドル(年率4.6%減)の2兆4449億ドルとなり、市場予想の同+60.00億ドルから大幅に減少に転じました。前月の同+119.20億ドル(同+119.32億ドルから下方修正)をももちろん下回り、11ヵ月ぶりに前月比マイナスです。特にクレジット・カードなどの信用を示す回転信用が、同-72億ドル(年率5.2%減)の7901億ドルと足を引っ張っています。リーマン・ショック直前の2008年8月以降、2010年12月、2011年5月、同年6月と合わせ4回目の増加を示したものの、再び減少トレンドに戻りつつあるかのようです。
経済の不透明性?米政府への不信感?米国の労働市場への懸念?
いやいや、お話はもっと簡単です。
デレバレッジ化が進んだ当時、アメリカ人の消費が「構造的」に変化したと説明されましたよね。あの理由は、こんな簡単なカラクリがあったんですね。
クレジット・カードの手数料引き上げです。
↓カード会社、最近はCMで有名俳優の起用を繰り返すことも・・。

My Big Apple

ある日のこと、友人のフェイスブックに掲げられたステータスが気になって連絡をとると、webデザイナーの友人いわく「クレジットカードの債務を返済していたら、手数料を一気に引き上げるっていうダイレクトメールが来たの!!」と金切り声をあげる彼女。落ち着かせたところであらためてたずねると、お話はこういうことです。
クレジットカードの債務残高が600ドルを割り込んだ直後、手数料が20ドルを切ったそうな。途端に彼女がクレジットカードを発行していたキャピタル・ワン、手数料の変更を申し渡したんですよ。今後は
手数料25ドル
残高×1%+金利+支払い遅延利息
↓もはや選択の余地なし!!
My Big Apple
以上のいずれかから、金利の高い方をキャピタル・ワンが選ぶというんです。こんなこと言われたら、誰だってクレジットカードで消費なんてせずに、変更期日前に支払いを終わらせちゃいますよね!!!しかもお笑い草なのが、債務返済を行う彼女に、これまでクーポンをはじめ、消費を刺激するためダイレクト・メールを送り続けていたんです。もちろん彼女、冷静に帰った後で「次のお給料で全額払いきってやる!!」と息巻いてました・・。

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