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3連休は、フロリダ州フォート・ローダーデールへ小旅行Part4

by • February 25, 2012 • Latest NewsComments (0)1890

フォート・ローダーデールでもうひとつ、忘れてならないのは・・・ストーンクラブ!!

日本はおろかNYですら、なかなかお見かけできないストーン・クラブの歴史をひもとくと、南フロリダに創業して100年近いJoe’s Stone Crabにぶつかります。創業者のジョーことジョセフ・ウェス氏は持病の喘息が直ったことで、マイアミ・ビーチに小さなレストランを築きました。シーフードをふんだんに使ったランチはそれなりに好評だったものの、ある日を境にジョーのレストランは、後世に名を残すことになったんです。

レストランの軒先にひょっこりと現れた魚類学者が、ある日ジョーに岸辺に数え切れないほどたかるストーン・クラブを指差し、何とか食用にアレンジできないかとたずねました。戦闘用に自らの体ほどまで肥大させた爪をもつこの蟹は、体を覆う甲羅が思ったよりも堅固。爪自体の重さも体の半分を占めるだけに取り扱うのも楽ではなく、体自体は巨大ではなくとも、難攻不落の石城のごとくジョーを悩ませたといいます。逡巡をめぐらせ、ようやく茹で上げることで事態の打開を図ったジョーは、自らの城を全米に知らしめることになりました。

↓泣く子も黙るストーン・クラブ名店、007「ゴールドフィンガー」の舞台にもなりました。


そんなストーン・クラブの産地にいて、食べないわけにはいきません!!!お友達夫婦が夜景もムードも何もかも気にしないで、ストーン・クラブを味わいたいなら・・・と何度も念を押して連れて行ってくださったお店は、フォート・ローダーデールの住民がこよなく愛するOld Florida Seafood House 。高齢者の方が足しげく通うとあって、私の胸は期待で弾みます!高齢者の方々の舌ってどこの国の人であろうと、間違いないこと多いんですもの・・。

店構えも店内も名前どおり古めかしく、ニューヨーカーに馴染みのモダンの「モ」の字もございません。お友達夫婦が何度も私達に注意を促した、よぉ~く理解できる時代遅れ感は、普通の状態ならやり過ごしていたことでしょう。しかし、店内にでんと構えた牡蠣に出迎えられたら、踵を返すことはできません!!

その名のとおり、メニューにはこれでもかとシーフードが並んでおりますが、ストーン・クラブはございません。聞けば、10月から5月のシーズン物なので、メニューからは伏せてあるんですって。ウェイトレスさんに尋ねたら、ストーン・クラブの品々がめいっぱい書かれたホワイトボードが出てきました!!私と家人は、前菜としてストーンクラブをチョイス。地元民のご夫婦は、迷うことなくメインに選んでおりました。

まもなくして現れたストーン・クラブは、あまりに大きく、お皿の上で格闘してるよう!!薄紅色に変化した殻が色っぽいこととは、非常に対照的なんですよね。専用の殻バサミで渾身の力を込め割り込んでいくと、いよいよパールのごとき艶を放つ蟹肉にご対面。専用のソースにひたして口へ放り込むと、引き締まった肉からジューシーな味わいがほとばしります。ああああ、幸せとはまさにこのことをいうんですねぇ・・。

↓子供の掌ほどは、ゆうにあるサイズに奥様は満面の笑み☆

 

ストーン・クラブは、爪だけを食するだけに基本の獲り方はキャッチ・アンド・リリース。しかも爪が武器なだけに、絶滅しないよう配慮され1匹につき1つの爪しか獲ってはいけないことになっているんです。ちなみに切り取られた爪は、2、3年もすれば元通りのサイズへ戻るんです。驚愕の再生能力ですよね。

↓薄紅色がセクシーでしょ?こんなデザインを活かしたカバンがあってもいいかも・・。


基本的に軽く湯通しする程度の調理法なだけに、ストーン・クラブの新鮮さは地元民にとっては一目ならぬ一味瞭然なんですね。旦那様、出てきたストーン・クラブの殻を熟練した手つきで剥いて口にした後、眉をひそめたんです。やや臭みがあって、古いと認識して食べる手を止めたんですね。すると様子を見にやってきたウェイトレスさんが、すかさず特大のストーン・クラブへ差し替えてくれました。こうした配慮が、長年続く秘訣なんでしょうね。ただ、たまたま旦那様のストーン・クラブがちょっと古かっただけで、奥様の分も私達のも、すべてほっぺたが落ちるほど美味でしたよ!!

〆めには、こちらもフロリダ州の名物、キーライム・パイです。ホイップクリームがあしらわれたパイは、どちらかというと伝統的なメレンゲで包まれた品よりも口どけがマイルド~。レアチーズ・ケーキ風のしっとりした触感なんですよね。ライムのすっぱさにミルクの味わいが類まれなるハーモニーを奏でるだけでなく、パイを支えるクラストがさっくりとアクセントを加えます。大抵、食後の私の胃袋はデザートよりお酒用の余地を残しておりますが、この夜は例外となりました。

↓ストーン・クラブと同列で必至の、名作ですよ!!

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