Empire State Building Shooting, Third Gun Related Case in 2 months
ニュース速報が届いたと思ったら・・・エンパイア・ステートビルの目の前、34丁目と5thアベニューで発砲事件が発生しました。午前9時過ぎに最初の銃声が聞こえたといいますから、出勤ラッシュに当たります。近所には私の友人の広告クリエイターが勤務しておりますし、ニュースを聞いてヒヤリと背筋が凍りました。
CNNニュースによりますと、8名が負傷しただけでなく死亡者も1名出てしまう悲劇となりました。犯人のであるジェフリー・ジョンソンも駆けつけた2人の警官の手が射殺されております。
犯人は元女性向けアクセサリー・デザイナーの58歳。ちょうど勤め先のハザン・インポートから解雇されたばかりで、元同僚めがけて41口径の半自動小銃の引き金を引いたといわれております。凶弾に倒れたのは、同社に勤務していた41歳の男性でした。
会社があるグランドセントラル周辺でも、事件当初はヘリコプターとサイレンの音で物々しい雰囲気に。
わずか2ヵ月間で複数の被害者を数える発砲事件は、すでに3件に及びます。1件目はこのブログでも取り上げた映画「ダークナイト・ライジング(Dark Knight Rises)」公開初日にコロラド州で、2件目はウィスコンシ州にあるシーク教寺院で起こりました。1件目は成績不良で将来に不安を覚えたであろう元大学生、2件目は白人至上主義者、3件目の今回は元職場での恨みを抱えた元従業員と、アメリカが抱える闇が噴出したかたちです。
銃とは無関係にみえますが、将来への不安と現状への不満から、ニューヨークで不穏な動きが去年から目立ってきています。よく知られるのがヘイト・クライム(憎悪に基づく犯罪)で、ヒスパニック系に照準をしぼった暴行ですね。スタッテン・アイランドを中心に発生していました。
一番身近で言うなら、地下鉄での窃盗事件も多発しています。特にスマートフォンをねらった事件が急増中なんです。地下鉄のプラットフォームで注意をよびかけるポスターだけでなく、グランド・セントラルでビラを配る駅員も見受けられました。最初はジョークかと思いましたが、実際に私の友人で医者の男性もニュージャージー州とニューヨーク州をつなぐパス・トレインに酒気を帯びながら乗車した際、後ろから急に押し倒されて携帯と財布を盗まれたと警察に届け出ており、事態は急速に深刻化しているもようです。
チャイナタウンに住む友人の日本人女性も、歩行しながらテキストしている間にヒスパニック系の少年からiPhoneを奪われそうになったといいます。夜ならまだしも、まだ太陽が高い位置にある夏場の午後6時過ぎですよ!?
しかもMTAでは、駅に常備している工具類倉庫がこじ開けられ、工具そのものまで盗まれるケースまで相次いでいるんです。2011年はゼロ件だったのに、年初来からすでに18件発生しているんですよ。景気停滞に直面するなかで、アメリカだけでなくニューヨークの犯罪率も上昇しつつあります。NYにいらっしゃる方は、くれぐれもお気をつけ下さい!!
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