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祝★ダウ平均が過去最高値を更新、ブル相場は続くの?

by • March 5, 2013 • Latest NewsComments (0)1502

Dow Hit The All-Time High, Where Do We Go From Here?

ダウ平均、アジア・欧州株と同じく中国の経済支援策拡大のニュースを手掛かりに、寄り付き早々やってくれました。2007年10月11日の高値14198.10ドルをあっさり抜け、14200ドルを突破。米2月ISM非製造業景況指数が1年ぶり高水準になると上げ足を加速させ、NY時間の午前11時半前(日本時間の6日午前1時半前)には一時158.55ドル高の14286.37ドルを達成しました~。以降も14250ドル付近での高止まりを維持し、もちろん終値でも史上初となる14200ドルオーバーで取引を終えています。

今振り返ると、バーナンキFRB議長による2月26日の議会証言がバーナンキ・プットならぬバーナンキ・ブーストを招いたんでしょうね。当時バーナンキ議長は、「株式相場にバブルが発生している証拠はみられない(I don’t see much evidence of an equity bubble)」と明言してましたから。資産買取の利点がコストを上回るとも述べ、緩和策が継続するとの市場の期待を助長させたこともあり、今回の上昇相場の礎を築いたかたちとなっています。

相場の守護神と化した?バーナンキ議長。
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ナスダックも2000年11月以来の高値、S&P500も2007年10月以来の高値を示現し、各メディアはてんやわんやの大騒ぎ!何よりバーナンキ議長率いるFRBの長期緩和継続期待のおかげで、強制歳出削減の始動やら27日に控える暫定予算期限切れの財政不安を払拭させております。強気派のマーケット関係者からは「This isn’t normal world(今は普通の世の中じゃないんだ)」、「This time is different(今回はちがうんだよ)」など、強気コメントが聞かれました。

一方で、今回の急伸劇の影で・・。

理由1)出来高が少ない

最高値を更新した割りに、5日の出来高が1億1121万枚(NY時間午後4時25分現在、出所:CNBC)と前日の1億2590万枚以下だっただけでなく、10日移動平均を17%下回っていたのは気掛かりです。

理由2)投信は7週連続で米株を買い越し

米投資信託協会(ICI)のデータを紐解くと、個人投資家のフローを示す投信は米株を7週連続の流入。ネッド・デービスのリサーチによると、買い越しは従来高値を突破後に開始するにも関わらず、すでに買い出動していました。

理由3)2009年3月からのラリーはすでに4年経過

ザ・ビッグ・ピクチャーによると、S&P500でみた米株ラリーにおける期間の平均値は3.8年、中央値は3.6年。

S&P500でダウ平均とは異なりますが、底打ちした年から何年にわたり上昇してきたかがひと目で分かります。
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というわけで、日本時間6日の午後9時半から開始の「Newszone」で電話生出演いたしますが、ワタクシ相変わらず強気になりきれません(お時間のある方は、いつも嚙み嚙みで聞き取りにくいですが宜しくお願いいたします)。

WSJ紙によると、NY証券取引所に立つナイト・キャピタルのディレクターは「モメンタムは明らかに上向きだね、だけど今回、ムードは明らかに以前よりもずっと慎重さ(There’s definitely more caution in the air this time・・・still the momentum is to the upside)」とコメントしていたそうです。マーケットが総じてイケイケドンドンでないからこそ強気相場が続くのか、逆へ行くのか・・・。

CNBCの世論調査では、上昇が継続するとの見方が下落するとの回答を上回っていました。

NY時間午後1時53分(日本時間の6日午前3時53分)時点です。
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皆さんは、どう予想されますか?

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