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米3月雇用統計、泣いても笑っても米株の調整トリガーに??

by • April 3, 2013 • Latest NewsComments (0)412

Good Or Bad, March Jobs Report May Trigger Stock Market Correction.

もー分かってます。私がベア過ぎなんです。でも、書かせて下さい(汗)。

米株、本日は大幅反落しましたね。要因は以下の通り。

1)米3月ADP全国雇用者数は前月比15.8万人増となり、市場予想の20.0万人増を下回る結果に。

2)米3月ISM非製造業景況指数は54.4と、市場予想の55.0より弱い結果となった。前月の56.0も下回り、7ヵ月ぶりの水準へ鈍化。

3)米国防総省が北朝鮮の脅威に対応しグアムにミサイル迎撃システムを配備すると発表

4)ハト派なはずのサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁、経済回復ペース次第で「今年の夏にも資産買取規模を縮小できる」と発言

トリプルプレーならぬ弱気派にとってはファンタスティック・フォーな仕上がりで、下落を演じました。まー、これ以外にも、米3月雇用統計前、および8日引け後の決算発表の幕開けを控えたポジション調整の意味合いも大きかったんでしょうね。2日にダウ平均とS&P500がそれぞれ終値ベースで高値を更新していたように、最高値を達成した銘柄も少なくなかったわけですし。

で、問題は米3月雇用統計です。

米3月ADP全国雇用者数の結果を受け、ドイツ銀行のエコノミストは米3月雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)の予想を20万人増から16万人増へ下方修正したといいます。

米ADP全国雇用者数の推移は、以下の通り。
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JPモルガン・チェースのダニエル・シルバー米エコノミストも、米3月ADP全国雇用者数が減少トレンドをたどる政府部門を含まないにも関わらず「米3月雇用統計・NFPの現時点での市場予想20.5万人増、当方の予想21.5万人増を大きく下回った」と驚きを隠せなかった一人です。

とはいえ、同エコノミストは「過去5ヵ月間でADP全国雇用者数と(政府部門を除いた)米雇用統計・民間就労者数のかい離は約3万5000人」と指摘。今回の予想を下回るADP全国雇用者数の結果に対し懐疑的な理由として、

1)3月に入ってからの米新規失業保険申請件数の著しい減少

2)4ヵ月連続で分岐点を上回る米ISM製造業景況指数、3月分は雇用も前月値を上回る

3)建設部門が過去5ヵ月にわたり平均2.8万人増だった後に、今回はなぜか横ばい

などのポイントを挙げてました。1)と2)の米指標と米3月ADP全国雇用者数の結果は、相反してますよね。3)について、ADPは「ハリケーン『サンディ』復興需要で膨らんだ分の反動」と説明しているんです。しかし前出のJPモルガン・チェースのシルバー氏は「労働統計局(BLS)がこれまで示した建設部門の増加が『サンディ』の被災地以外だった点と矛盾する」と強調してます。

こんなニュースが出てきているのも、気になります。

CNBCは、「You’re Quitting? Employers Could Be Blindsided by Turnover」という記事を1日に掲載しました。メンフィス大学で労働関係法の教授や、全米管理職協会〔AMA〕傘下のAMAエンタープライズのヴァイス・プレジデントの話をもとに、労働市場が改善するなかで被雇用者が自主退職するトレンドが形成されつつあるというんです。

確かに、米労働省が発表した米1月雇用動態調査(JOLT)の件数ベースでは、求人件数が前月比2.2%増の369万人、前年同月の342万件からも増加してます。同じく新規採用件数も前月比1.2%増の425万人で、かつ前年同月の412万人を上回ってました。そして・・・。離職者数も前月比で0.9%増の410万人と、前年同月の391万人をゆうに超えてました。

では、米雇用統計が強くなればブル相場が継続かというと。

本日こそ米ADP全国雇用者数の弱含みが下落の扉を開きましたが、むしろ労働指標が強い内容だった場合に下げ幅が広がるとリスクをはらんでいるのではないかと予想してます。

なぜなら、「Fedプット」が消滅するから。

別名「バーナンキ・プット」。議長も祈ってるはずの労働市場の改善の裏で、出口政策にドキドキ。
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ハト派で知られるサンフランシスコのウィリアムズ総裁の発言で一段安を迎えた点でも、火を見るより明らかかと拝察いたします。米3月雇用統計が強弱どちらに転んでも、調整モード突入かもしれませんよ。ざっくりザラ場高値の14684.49ドルから5%安に相当する14000ドル割れがメドでしょうかね。

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