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日本化の波はここにも!?金融マンが通う悦楽の・・・

by • April 13, 2013 • Latest News, NY TipsComments (0)3963

Another Version Of Japanization : Sexy Shooshine Babes.

神戸に生まれ育った私にとって、「失われた20年」の後半10年は胸が痛くなりました。

北野坂といえば、神戸の中心地である三宮駅前の大通り。かつてはイタリアン、フレンチ、居酒屋、お菓子屋などなど、彩りあふれる食を中心とした店舗がズラリ軒を並べていたんです。

冬ともなれば、イルミネーションで街をあなたを暖めます。
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変化が襲ったのは、私が東京に引っ越した後の2000年以降。次々に看板を下ろしていくレストランの後には、ピンクサロンが続々と出現したんです。週末ともなれば子供連れのご家族が異人館をめがけて歩く目抜き通りに、女性の乳房を惜しげもなくさらけ出さした写真が目に入る度、やるせなくなったものです。大学時代に足繁く通ったBARのバーテンさんの一人ですら呼び込みに転身していて、驚愕したこともありました。

太平洋を渡り、景気回復ペースが再び鈍化しつつあるアメリカでも女性の眉をひそめるビジネスが登場しております。

「Sexy shoeshine babes are hot buff for Wall Street executives」
→ウォールストリート幹部の靴磨きに、セクシーな女性がご奉仕

NYポスト紙が12日に伝えたところ、ボディコンの肌の露なドレスで靴磨きにいそしむ女性達には、スター・シャインに行けば出会えます。住所は40 New Streetなんで、まさにウォールストリートのすぐ傍。ニューヨーク証券取引所からたった60秒の場所ですから、ウォールストリートに勤務する男性陣が足繁く通っていること、間違いなし。

オーナーのケビン・ホワイト氏は、たったの30歳。ホワイト氏いわく、日本でもお馴染みのスポーツBAR「フーターズ(Footers)」と比較されることがあるそうです。コンセプトが「合法的セクシュアル・アピールで男性の目を楽しませる」ことなんで、そりゃーそーでしょう。

出勤前に、仕事の合間に・・靴も磨かれ目の保養もでき一石二鳥?
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働く女性達も、まんざらではないご様子。23歳のクリスティーンは、「男性に囲まれて仕事するのが楽しいわ」とコメントしていました。彼女の本業はバスケットボールのコーチなんで、「スポーツの話で盛り上がるなんてお手のものだしね」と流す余裕もございます。

気になる靴磨き料金は1回7ドル(690円)。大抵3-4ドル(295-393円)なんで、2倍の値段設定です。それでも、金融マンは「75歳のヨボヨボのおじいさんに磨かれるよりは、キレイなご婦人の方が気分がいい」というワケで、今日も通います。

勤務する女性は専門トレーニングを経て、靴磨きに精を出しているそう。時給+チップが、お給料になるといいます。チップは通常2ドル程度ですけど、スター・シャインでなら心とともにチップもはずむんでしょうね。

あなたは、どう思いますか?ワタクシはと申しますと、キャバクラが瞬く間に日本に浸透したことを思い出しました。結局「女性」を売り物としたビジネスは、需要と供給のバランスを踏まえ景気減速局面に強いセクターに分類されるということなんでしょうか。全面否定しないですよ、ただ同じ女性として戸惑いを禁じえません。

個人的には、かつてお世話になった「ミナス・シュー・リペア(Minas Shoe Repair)」のミナス・ポリクロナキス氏が気になります。ウォールストリート沿い、ちょうどドイツ銀行の目の前にあるこちらには、前の会社で勤務していたとき大変お世話になったんですよね。クリントン元大統領をはじめ著名人との写真がズラリ並べられた店内は、1970年に創業した風格が漂う。ミッドタウンでヒールの踵を修理すれば10ドル(985円)ですが、ここでは7ドル(690円)と格安なのも魅力です。70歳を超えても朝7時から出勤する元祖ニューヨークの靴磨き職人は、このライバルをどんな思いで受け止めているのでしょうか。

(カバー写真はDaily News、文中はNYポスト紙から掲載)

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