Dollar Smashed 100 Level After 4 Years, With A Rumor.
ドル円、ついに2009年4月以来の100円突破ですね~。
市場関係者の噂では、中東系をはじめGSとかBarclaysのネームが上昇をけん引していたとか。
もちろん、100円突破の場面では米国債利回りも上昇していました。
(※チャートはすべて午後3時過ぎ時点です)
米新規失業保険申請件数が2週連続で2008年1月以来の水準を達成するなか、仕上げをごろうじろってところだったんでしょうね。翌10日にはバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演もありますから、資産買取の規模縮小へサインを点灯させるか、戦々恐々としていたのかも・・・。
なんて、もちろん懸念だけで壁を超えたわけではありません。
ちょうどドル円が上昇したタイミングでなんと・・・・ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が経済ブログにて、Fed担当であるジョン・ヒルゼンラス記者の署名入り記事をNY時間午後3時に配信する、との噂が流れていたんです。
内容はといいますと
「Fedは資産買取の縮小を決断する」
そりゃー、米国債利回りが上昇してドル円もドル高・円安に吹っ飛びますわね。ダウ平均もマイナスに反転するはずです。結局、そんなニュースはWSJ紙では配信されなかったんですけどね。
米4月雇用統計、米新規失業保険申請件数と立て続けに労働市場の回復を確認するなか、こうした噂の一端を担ったのが、今年のFOMC投票メンバーであるシカゴ連銀総裁。数値目標の立役者で最もハト派寄りの一人である同総裁はブルームバーグTVでのインタビューで本日9日、資産買入の効果で労働市場が明らかに回復してきたと言及した上で、
「夏にかけ、労働市場が改善を継続させると確信したい」
と発言。結果的に、Fedが資産買入を夏頃に縮小させるとの懸念をあおりました。
エバンス総裁のほか、投票権を有していないながら同じくハト派で知られるサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁も4月3日、「今年の夏までに、労働市場見通しが大きく改善するという試練をこなすだろう」と予想。そうなれば「資産買入の規模縮小を開始できる」と明言してたんですよね。
本日のマーケットの動きは、Fedが資産買入の縮小に向けたプレリュードといえるのではないでしょうか。
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